横浜相鉄ビル眼科医院 白内障(はくないしょう)の手術と患者さんの声 白内障の手術には非常に自信を持っております。白内障の手術を受けた患者さんの声はこのページの下方をご覧下さい。 ●白内障とは? ●私が自信を持っているポイント ●手術に関しての私たちのこだわり。 ●手術のビデオは ●All About さんに、我々のチームの白内障手術への取り組みをご評価いただき、取材と掲載をしていただきました。 https://allabout.co.jp/gm/gc/301714/ また、白内障手術他の手術を評価していただき、平成23年3月23日に、TBSさんの「これが世界のスーパードクター」に出していただきました。著作権の関係上、映像は非公開とさせてください。 ●手術を受けた患者さんの声は、http://isao.com/cat.htm ご覧ください。病院の公式サイトに体験談を掲載してはいけない、という法律ができましたので、お手数かけて申し訳ございません。 ●当院では、大高医師と鄭医師が白内障手術を施行しております。両医師とも、成績は同等で、成功率は極めて高いと自負しております。失敗っていうのは・・・記憶にある限り、なし、です。 ●最近ある多焦点眼内レンズ(2重焦点眼内レンズ)について よくある誤解を修正しておきたいのですが、多焦点眼内レンズは2焦点、すなわち、近くと遠くだけにピントが合うということです。最近3も出てきましたが・・・2でも3でも1と比較すると、多、には違いないのですが・・・ もう一つ誤解のないように言っておきますと、多焦点眼内レンズを入れる手術の手技は、従来からある単焦点眼内レンズと全く同じで、入れるものが違うだけなので、特に高度な医療というわけではありません。国が指定する「高度先進医療」というカテゴリーに入っていますが、「レンズが今までよりは高度な技術で作られている」というだけです。 当院では多焦点眼内レンズは取り扱っておりません。 ●その理由 多焦点眼内レンズの代表的なものは、中心部が遠、そのまわりが近、その周りが遠、そのまわりが近・・・・・のように、リング状に2つのレンズが存在しているという構造になっています。 すなわち、入ってくる光を近くと遠くに2分割しているわけです。 ということは、物理的に言うと、近くも遠くも、単焦点レンズの場合と比べて半分ずつのクリアー度でしか見えてないというわけです。 なので、もともとの要求度が高くない人は、「遠くも近くも両方見えるしうれしい」とお感じになるわけですが、要求度のある程度高い人は、「近くも遠くも見えない」となる可能性があるわけです。 さらに、どういうわけか多焦点眼内レンズが目に全く合わないという人がある一定数いらっしゃるようで、そういう方が手術を受けると、術後に永遠と続く眼痛や頭痛に悩まされるというとんでもないことになります。 当院にも、他院で先生に勧められて多焦点眼内レンズを入れたが、こんなはずじゃなかったと嘆いている患者さんがいらっしゃいます。例として、以下のカルテをご覧ください。 10年以上前より多焦点のコンタクトレンズは存在しておりますが、このコンタクトレンズが大ブレークしているという話は聞きません。やってみたけど見えが悪いとか頭痛がひどいのでやめたという患者さんを数多く見ました。 コンタクトは気に入らなければやめればしまいです。しかし、それを目の中に入れてしまうのはどうなのでしょうか。眼内レンズは一度目に入れたら実質取り出せません。取り出すと目の中がぐちゃぐちゃになるからです。 多焦点眼内レンズを自分に入れたという眼科医に出会ったことがありませんし、自分の親に入れたという人も聞いたことがありません。もちろん、私は自分にはやめてもらいたいと思います。 片や、 従来のレンズで、当院で大高が執刀した大高の母はいつも大喜びしています。大高の叔母(樫山徳子、横浜市金沢区在住)も大喜びしています。眼科界のすべてを知る中村泰久先生が奥様(奥様も眼科医)の白内障手術を横浜相鉄ビル眼科医院で大高が執刀せよ、とご指名下さったのですが、奥様はご自身の眼科医としての判断で多焦点レンズではなくて単焦点を選択され、今とても満足して下さっています。 当院では、当院を信じてくださる患者さんのために、実績があってほとんどの患者さんに喜んでもらえる技術だけを採用しております。たとえ目新しくとも、喜ぶ人もいるけど、後悔している人もたくさんいる、そのような技術は採用しないことにしています。みんなが飛びついたが、その後死屍累々という技術をたくさん見てきましたから。 以上のような理由で、当院は多焦点眼内レンズをあえて採用していません。 また、コンタクトで多焦点の決定的な商品が開発できなかったものが、より開発の難しい眼内レンズ(コンタクトは試作品を試すのが簡単ですが、眼内レンズは人間で簡単に試せないから)で今後開発されるとも思いませんから、今後も採用の予定はありません。 もちろん手術を手掛けてらっしゃる先生方のご努力を否定するものではありません。希望される患者さんの気持ちもわかります。ご希望の患者さんは、たいへん申し訳ございませんが、採用されている病院を受診していただければ幸いです。 ●大高個人のサイトに、大高が白内障手術をさせてもらった、大高が尊敬する歯科医、藤沢市の藤が丘デンタルクリニック院長、堀田祐二先生の白内障手術体験談、参考になさってください。後に続く患者さんたちのために、実名OKしてくださいました。医師自身が単焦点眼内レンズでどれだけ満足してくださっているか、よくわかっていただけると思います。 患者さんからの声は病院の公式サイトに掲載してはいけないという法律がありますので、堀田先生の声はここでは掲載できません。すみません。 ●よくある質問ですが・・・なぜ多焦点眼内レンズを推奨する先生と推奨しない先生がいるのでしょうか? 以下は自分のつぶやきです。気に入らない時は聞き流してください。 二人の医師が180度違うことを勧めている場合、医師が儲からない方法を勧めてくれている側が正しい事がほとんどだと自分は思っています。歯科なんかでよく経験します。 白内障手術医の体は一つなので、その医師が手術の難しい重症例も受け入れている場合、年間に手術できる患者さんの数は1000人ぐらいと限りがあります。 もしキャパシティいっぱいに手術できるほど患者さんがいる場合、病院の収入をさらに増やすには・・・商売の用語で言うと、「客単価をあげる」しか方法がありません。 白内障手術を受ける患者さんの客単価を上げるには・・・多焦点眼内レンズを勧めるのはとても有効な方法です。 病院も事業です。客単価を上げて、より多くの収益を得ようとすること自体は自分は否定しません。 多焦点を入れて、近くも遠くも見えるようになったので良かったと言っている人は間違いなくいます。なので、この技術自体も自分は否定はしません。 「この手術を受けると、体にフィットした場合、近くも遠くも見えますから、とても幸せになれます。ですが、一部、上記カルテのように、とんでもない後遺症に悩んでいる人もいます。多焦点眼内レンズは一度入れると事実上交換ができないので、人生めちゃめちゃになるかもしれません。それでも良ければご検討下さい」という説明がちゃんとあるならば、それは「新しい技術を導入し、それを選択する患者さんにその技術を提供し、結果として客単価を上げることに成功している病院」かと・・・ そういう説明のない病院は「儲け主義の病院」かと・・・ 自分らは、患者さんにとっての最大多数の最大幸福を追求して、それによってより多くの患者さんから信頼されることにより、継続的な医業をやっていきたいと考えています。患者さんの浄財のおかげで生活するに十分な報酬をいただいていますから、「客単価を上げたい」とも思っていませんし、「儲け主義」と言われるのも嫌です。 なので、自分らは、「多焦点眼内レンズは、あなたにに合うか合わないか、入れてみるまでわかりません。幸せになれるかもしれませんが、もしかして人生めちゃめちゃになるかもしれません。従来からある単焦点眼内レンズはそんな大問題起こりませんし、若い人からお年寄りまで幸せになっている人がいっぱいいますから、1つしかない大切な自分の体を使ってそんな博打(ばくち)はうたないでください」と伝えているというわけです。 最近うちで白内障手術を受けてくださった若い内科ドクターも、「多焦点眼内レンズに興味があったが、大高先生のホームページを見て単焦点眼内レンズを選択してほんとうに良かった」とおっしゃってくださいました。 ゴルフでいうと、大高キャディが「お客さん、最後のホールはボギーで予選通ります。ここはバーディー狙いだと池に落ちたりでひどいスコアになりえますから、このホールは固く行きましょう。固くいけばお客さんなら普通にパー、悪くてもボギーで上がれるホールですから」と勧めているわけです。 ゴルフなら、それでも勝負するのもありです。ですが、手術は予選通過しないと人生めちゃくちゃです。ガチガチに固くいってほしいのです。 うまく説明できていないかもしれませんが、みなさんなりにご理解いただければ幸いと存じます。 ●特殊難手術例 下の右の写真が術後です。瞳が真っ黒に戻っています。目の中は暗いので、白くなった水晶体核を取り出して入れた透明な眼内レンズをとおして、黒く見えるわけです。眼内レンズは透明すぎて写真では全く見えません。反射光は角膜で反射しているものです。手術1週間目です。われながらきれいにできていると思います。
●以下、ご紹介くださる先生に代表されるプロと、プロ級の知識を求める患者さん向けです。 上の症例はNSが進行しすぎて mature+intumescent になった、最も難易度の高い部類に入る症例です。PEAではなくて、ECCEで施行後1週間の写真です。平成17年頃の症例でしょうか。ECCEにもかかわらず、虹彩のダメージも上方に最小限で、うまくできていると思います。 Matureは、 プロの方は3時と6時に残るcortexを発見されると思います。Matureの時は前嚢にcortexがつよくこびりついていますが、視力に影響がないので、最後までは無理にとりません。チン氏帯が弱いことも多く、トラブルの元となるからです。名より実をとるための、このへんの見切りも大切にしています。 患者さんからの質問です。 ●白内障摘出手術に適した季節はありますか? 特にないです。夏だからといって、ばい菌が入りやすいとかいうこともないですね。 ●両目を手術したいのですが、どれぐらい間隔をあければよいのですか? 当院では1週間あけて両目、が多いですが、すべては患者さんの希望次第です。両眼白内障があっても、片目をやってからもう片目を数年たってからやる人(私の母もそうでした)もいます。 ●両目を同日にはできないのですか? 簡単に可能です。ですが、 @もし器具が汚染されていたとかで感染が起こった場合、両眼に起こってしまう。 A特異体質で、手術で想定外の反応が出る場合、両眼に出て取り返しがつかない。 などの理由で、必ず日を分けてやるようにしています。 当院は上記のことが最も起こりにくい病院の一つと自負しておりますが、それでもそういうことまで想定してリスクヘッジして、患者さんに、任せて安心と思われる医療を提供するのがほんとうのプロの仕事だと考えています。 両眼を同時にやるメリットは・・・医療機関が儲かるということです。手術の労力は、手術自体よりも、準備と患者さんの案内などが大部分ですから、少しの時間と手間の追加で倍儲かります。 患者さんにとっては1日で終わるというメリットはあると思いますが、上記のデメリットはもし起こると一生が暗転ですから、デメリットのほうがメリットと比較にならないぐらいでかいと思います。 良心の無い病院は、同じ器具と同じセッティングを使って両眼をやってしまうのでしょう。それが一番楽ですから。もう少し良心がある病院は、器具を2セット使って、術者や助手の手袋なんかも変えて、患者さんのドレープも変えて、両眼を一連の流れでやるのでしょう。それによって、@のリスクは軽減できますから。 ですが、ほんとうに良心的な病院は、両眼同時手術をやらないのだと自分は考えています。 自分は、こういうところでその病院が儲け主義か、ほんとうの良心を持ってやっている病院かを見ています。 ●手術のときにかつらをとる必要はありますか? とらなくても大丈夫です。かつらかどうかに関する質問もしません。 術後 ●術後の運動、生活についての注意点を教えてください。 患者さんからよく「そろそろプールいいですか?」「いつから仕事をしてもいいですか?」などの質問を頻繁に受けます。正直に言うと、質問されるお気持ちは100%理解しつつも、医療スタッフは回答に困っています。というのは、例えばプールに行くといっても、オリンピック選手のように練習をする人から、ただプールを歩くだけの人までいるし、仕事の内容も全くわからないからです(^^) 以下には、ごくごく一般的な日本人である大高がもし患者ならこうするというのを書いておきます。最終的な判断は自己責任でお願いします。ともかくも、術後半年は特別に患部を大事にしてくださいというわけです。 白内障手術で避けるべきは「ぶつけること(傷が開く)」「水や汗が目に入ること(目の中に入ると感染を起こす)」です。特に最初の1ヶ月は感染に 注意です。そこを乗り切ると感染が起こる確率が大幅に減ります。 ☆ゴルフや登山は1週間で開始しますが、暑くて汗が目に入る季節なら1ヶ月我慢します。球技は目にボールがぶつかるようなことがないように、保護用眼鏡 (防御の為のサングラス、透明でもよい)を一生着用します。 ☆テニスや卓球なんかは汗をすごくかくので、1ヶ月は我慢します。やるなら一生保護用眼鏡はかけます。好きなサッカーは目にボールが当たるとアウトなの で一生我慢やらないです。 ☆海やプール(屋内、屋外)に入るのは3ヶ月以降にして、6ヶ月まではもぐらないようにします。プールを歩きは1ヵ月後から。ゴーグルは一生着用しま す。 ☆コンタクトレンズは、自分なら半年後から開始にします。3ヶ月でも問題は出ていないですが、決して推奨はしないです。 ☆車の運転、自転車バイクは1週間後からにしますね。 ☆お酒は正直あんまり問題ないですね。当日は眼の炎症が強くなるといやなのでやめときますが、翌日からは飲んじゃいます。深酒は免疫力が落ちるので、 1ヶ月は軽く、ビール大瓶で1本、日本酒1合ぐらいにしておきます。 ☆仕事や旅や本やテレビやパソコンは、手術の週いっぱいまで休みます。飛行機は当日からでも問題ありません。 ●手術後、(順調な場合)通院は、どの位の頻度でどの位の期間、通院が必要ですか? 標準的には、翌日、2日から4日後、1週間後・・・にみて、 術後1ヶ月までは週1回、 2ヶ月目は2週間に1回 6ヶ月目までは月に1回 です。経過良好の場合、患者さんのご都合により間引くことは可能ですので、ご相談ください。 ●手術後、(順調な場合)どの位の期間で、見え方が固定されてくるのですか? 翌日から見えると喜んでいただけることが多いですが、手術が難しい目の場合は、2週間ぐらいかかることもあります。めがねが作れるぐらい完全に固定するのは3ヶ月ぐらいです。 ●遠方から手術を受けに行きたいのですか、術後、近くの先生を紹介してもらえますか? 大丈夫です。当院は、白内障手術に関しても、北海道から沖縄まで遠方の方もたくさんいます。慣れていますので、任せておいてください。 眼鏡 ●白内障予防に適した眼鏡はありますか? よほど強い紫外線を長時間浴びるとかでない限り、白内障に関しては、紫外線を過剰に意識することはないと考えます。その根拠は、紫外線を特に多く浴びる職業(猟師さんとか)に、翼状片などの病気は際立って多いのですが、白内障が特に多いという印象がないからです。 ですが、厳密に言うと、紫外線は白内障を少しは進行させますので、ものすごく気になる方は、眼鏡の装用をお勧めします。 眼鏡は、サングラスのように色がついている必要はありません。透明でも紫外線がカットできる眼鏡(UVカット)ならば良いです。まぶしいとかで色をつけたい方は、薄めの色、黄色やピンクや茶色系をお勧めします。自分たちも製品を出していますので、ここをご覧いただけると、自分たちの製品以外を購入される場合の参考にもなるかと思います。 ●術後、眼鏡を作成する場合、手術後、いつ頃、作成できるのでしょうか? 3ヶ月ですね。術後3ヶ月間は度数が変わるので、作った眼鏡が無駄になるとみなさんのお金がもったいないからです。 ですが、やっぱりどうしても早く眼鏡がほしいということで作成される方はけっこういらっしゃいます。それは個人の自由です。当院で処方箋を交付してもいいですが、混んでいる時とかは時間がかかりますから、眼鏡屋さんに直接行かれて良いかと思います。早く作る場合も、せめて術後1週間は待たれたほうがいいかと思います。 ●眼鏡はいくつぐらい必要でしょうか?遠用と近用は分けたほうがいいのですか? すべて、眼鏡屋さんと相談して、お好みどおりにされると良いかと思います。 最大に多い人で遠用中用近用の3つ作っている人もいますが、何もかけなくても問題なくすごしている方もいらっしゃいます。 ●術後、目を保護するために薄めのサングラスのようなものをかけたいのですが、先生のお勧めはありますか? 現在、いろんな良い製品がありますので、眼鏡店さんで相談されると、たいてい適切なアドバイスが得られると考えます。ですが、そういう信頼できる眼鏡店さんをご存知ない方のために、自分たちも目を保護する薄いサングラス(アイプロテクショングラス)を提供しています。度つきも可能です。 興味のある方はここをご覧下さい。自分たちの眼鏡を買わなくてもいいですから、ご覧になると、みなさんが自分で購入される場合のヒントにもなるかと思います。 ●眼鏡店は、ご紹介いただけるのでしょうか? 当院は特定の業者さんと癒着することによる患者さんの不利益を避けるため、提携している眼鏡屋さんがありませんので紹介していませんが、行くあてがなければ、近所でちゃんと作ってくれるところを紹介しています。 他院 ●他院で白内障手術を受けましたが、術後経過がおもわしくないので、今後 、横浜相鉄ビル眼科医院診ていただけますか? もちろん大丈夫です。ちなみに、みなさんに少しでも良くなってもらえるよう努力はしますが、前医の治療に関しては、前医に迷惑をかけたくないので、基本的にノーコメントとさせていただいています。 ●その際、今の病院のカルテのコピーは必要ですか? 必要ないです。 ●他院での白内障術後、まぶしくてしかたがないのですが、何かいい方法はありませんか? うちではめったに言われないのですが、案外これでうちを受診される方がいます。自分たちが作っているアイプロテクショングラスをお勧めしたいです。ぜひここをご覧ください。 mail: otaka@isao.com |