横浜相鉄ビル眼科医院 斜視(しゃし)の手術
斜視で、見た目が気になる方はいらっしゃいませんか?斜視は治りますので、診察を受けてみてください。下の写真の女性も、斜視が治って、見た目が良くなったと大いに喜んでいただいてます。
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両眼が同じ方向を向いていない状態を斜視といいます。眼の周りの筋肉を切ったり付いている位置を変えたりして、機能的、美容的によいように整えます。外側を向いている外斜視、内側を向いている内斜視があります。特殊例として、上下にずれている上下斜視があります。
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左の写真が術前です。黒目上にうつったフラッシュの反射に注意してください。正面を向いたときに右目が外に向いていることがわかります。右の写真が術後です。両眼ともまっすぐ向いています。
斜視の手術は、正確な測定が命です。横浜相鉄ビル眼科医院では、優秀な斜視専門のORT(視能訓練士)さんがいて、ばっちり測定してくれます。その測定にしたがって手術をびしっと決めていきます。患者さんには大いに喜んでいただいてます。
斜視検査のできるORTさんはいつもいるわけではありませんので、斜視の検査は予約制にしております。
予約は、045−311−2752 横浜相鉄ビル眼科医院 にお電話下さい。午後4時から6時の間にお電話いただけると、受付が比較的余裕がありますので、みなさんがより良い対応を受けられると思います。
●斜視の検査、手術は横浜相鉄ビル眼科医院でのみ行っております。西伊豆眼科クリニックでは行っておりません。
斜視の患者さんに伝えておきたいことです。
斜視は非常に目立つ疾患なので、今まで人生において、いろんなことを周りから言われたり、自分で鏡を見て毎日ため息をつき続けたして心に傷を負っている方も多いと思います。そういう患者さんを幸せにしてあげたいと思いますが、自分自身の思い入れが非常に強いために、他の疾患の患者さんと全く違う反応をされることがありますので、以下にあえて厳しいことも言わせてもらっています。この内容を読んでむかっと来る人は、お互いのために絶対に検査に来ないほうがいいです。
●斜視の事をメールで相談される方も多いですが・・・
斜視は正確な診断が非常に難しい疾患で、だからこそ一般的な眼科では手術をやっていないというわけです。なので、実際に検査をやってデータをとってみないと、手術が必要か、手術可能か、将来どうなるか、などがほとんどわかりません。
メールで相談されても、「まずは予約を取って検査にいらしてください」とお答えすることしかできませんので、ご了解いただければ幸いと存じます。
●斜視の検査の結果、「あなたは手術の必要がないぐらいです」とか、「あなたは正常です」とか伝えると、たいへん不満そうにされる患者さんが時に見受けられます。自分が斜視だと思い込んでいて、それが認められなかったことに対する不満だと思います。
気持ちはわかりますが、「あなたは正常です」と言って喜んでもらえると思いきや、目の前で泣かれたり怒られたりしても、こっちが困ってしまいます。
自分たちは手術でごはんを食べています。そういう自分たちが「何もしなくていいですよ」と言っているわけなので、絶対に嘘ではないと信じてほしいです。
うちの病院は、病人を作るところではありません。病気でない人にはそれを伝えて喜んでもらい、病気の人には適切な治療を施して少しでも幸せにしてあげて喜んでもらうところです。
「大丈夫!」と言われて素直に喜べる人だけに来ていただきたいと思います。
●問題の無い人に対しては「大丈夫!よかったですね!」の一言、すなわち3秒ぐらいで説明がおわってしまいます。たまに説明が短すぎるとおこって帰る人がいますが、大丈夫な人にはそれしか言いようがないので、わかってくださいね。
●斜視の検査は、膨大なデータを収集して判断する必要があります。当院にはおかげさまで全国から斜視の患者さんに来ていただいておりますので、検査員は予約の限られた時間の中でなるだけたくさんのデータを得る事が患者さんの利益になると考えております。一つ一つのデータの意味をいちいち患者さんに説明していると、結果的にデータをとる時間が減り、患者さんの不利益になると考えますので、一つ一つの検査の意味は説明しておりません。
実際、おそらく聞いてもわからないことがいっぱいです。自分たち眼科医が何回聞いてもわからないことだらけですから。検査員は、完全に理解するのに、専門の学校で3年の期間をかけて勉強するぐらい難しい事ですからしかたないです。
ですが、聞きたければ検査員になんなりと聞いて下さい。みんなやさしいので丁寧に教えてくれます。ただし、その分検査や説明がその日のうちに完全にできなくて、続きは後日、となる可能性があることをご理解下さい。
●医療相談以外のこと(外来スケジュール、アクセスなど)は大高に 問い合わせないで下さい。 大高は全国から多数来ていただいている患者さんに最高の治療、手術を施行する
ことで常に頭がいっぱいです。また、可能な限り多くの患者さんを救ってあげる べく、全国、時には海外から毎日多数寄せられるメールでの医療相談に応じてお
りますので、それ以外のことをほとんど考えておりません。 みなさんの幸せのためにも、ぜひとも大高に医療相談以外の質問はされないよう お願いいたします。
医療相談以外のことを質問された場合、返答を差し控えさせていただいており ます。
ホームページに必要な情報はすべて出ていますし、一番正確です。もし再確認し たいことがございましたら、お電話でお願いいたします。職員がお答えします。
斜視手術に関する質問と回答です
Q 健康保険はききますか?費用はいくらぐらいかかりますか?
A もちろん健康保険がききます。手術費用は3割負担で、その当日の検査や処置、お薬などをすべて含めて3万円を見ておいてください。
Q 手術時間はどれぐらいかかりますか?
A 標準的には40から60分です。将来にわたって再発しないような手術のために、時間をかけて丁寧にやっています。
Q 手術はどのように麻酔をするのですか?痛くないですか?
A 点眼で麻酔をします。最初しみるのですが、そのうちしみなくなってきます。その後、麻酔の薬剤を目の奥に注射する場合が多いですが、点眼で麻酔をしてありますので、痛くありません。手術中は痛みは全くありませんが、人によっては少しちくちく感じることがありますので、そのときはお伝え下さい。麻酔を追加します。
Q 術後は痛くないですか?
A 斜視の手術は多少痛みが出る方が多いです。そういう場合は処方する痛み止めを飲んでください。また、枕に目を軽く押し付けるようにすると痛みが軽減します。術後に軽い睡眠薬を処方していますので、それを飲んで寝てしまうというのが非常に有効です。翌日にはだいたい楽になっています。
Q 術後の注意点、眼帯はいつまでするかを教えてください。
A 手術の日は眼帯をつけたまま寝ます。次の日、眼帯をはずし、その後は眼帯をする必要はありません。術後は1週間、感染を防止するために、目に水が入らないように気をつけてください。顔は、可能なら拭くだけのほうがいいです。頭を洗うときは仰向けで、美容院や散髪屋さんで洗ってもらうのがベストです。炎症が強くならないよう、お酒は控えめにしてください。1週間を過ぎたら完全に普通の生活で大丈夫です。目薬は重要なので、ちゃんとつけてくださいね。お仕事は翌日から大丈夫です。
Q 術後はどれぐらい通院が必要ですか?
A 次の日に見ます。その後、最初は1週間後、その後は術後半年まで2週間に1回を目安にしておいてください。忙しい方や遠くの方で特に問題なければ定期健診を少なくすることもよくありますので、診察の時にご希望をお伝え下さい。
Q 仕事はどれぐらい休んだほうがいいですか?
A 当方としてはどれぐらいという指示はしていません。というのは、一言で仕事といってもいろんな仕事がありますので、状況がわからないからです。ですが、斜視手術は翌日とか翌々日とかは眼もはれるし、人によっては痛みもあるし、到底普通の仕事はできない状態のように感じます。1週間ぐらいお休みをもらえるなら言うことなしだと思います。必要でしたら診断書を書きますのでお伝え下さい。診断書は自費で、消費税込みで3680円です。
Q 眼帯はいつごろとれますか?
A 術後眼帯をして帰り、そのままにしておいて、翌日とって、点眼を開始します。その後は眼帯の必要はありません。目が赤くなるので、隠すために眼帯をしたければご自由にどうぞ、です。
Q 術後はどれぐらいで赤みがひきますか?
A 術後は一時的に術前よりも赤くなります。だいたい1ヶ月ぐらいでだいぶいい感じになってきたなぁ、ぐらいになり、3ヶ月たてば、きれいになります。案外時間がかかるなぁ、とお考えになるでしょうが、今まで斜視であったが時間の長さを考えると、それを治すのに数ヶ月かかるのは仕方ないと考えていただければありがたいです。
Q 斜視は戻りがあると聞きました。それはほんとうですか? もし戻ったらたらどうすればいいですか?
A 斜視手術の泣き所は戻りがありうるということです。ですが、当院では縫合などに特別配慮しているせいか、あまり戻りがありません。戻った場合は再手術が可能ですが、戻っても以前よりはずっと良くなっている場合が多く、患者さんからも、「以前より良くなっていますから、このままで満足です」と、ほぼすべての場合言っていただけています。
Q 両眼の場合、手術は二度することになるのですか?
A 斜視は、たいていの場合、片眼のみを動かすだけで治すことができます。
Q 遠くから受診して手術を受けたいのですが、大丈夫ですか?
もちろん可能ですが、斜視は事前の検査が非常に重要ですので、遠方の方も必ず一度受診して検査を受けていただき、手術の予約を取る、という流れでお願いしています。
初診時、必ず予約をお願いします。理由は繰り返しになりますが、以下をお読み下さい。大事なので、色の字を変えてあります。
「斜視の手術は、正確な測定が命です。横浜相鉄ビル眼科医院では、優秀な斜視専門のORT(視能訓練士)さんがいて、ばっちり測定してくれます。その測定にしたがって手術をびしっと決めていきます。患者さんには大いに喜んでいただいてます。
受診はそのORTさんのいる時に来るのが重要です! 当院は予約制にしておりませんが、斜視の検査は予約していただいてから来院していただいたほうが、そのORTさんに必ず検査してもらえますので、来院回数を減らすことができます。
予約は、045−311−2752 横浜相鉄ビル眼科医院 にお電話下さい。午後3時から6時の間にお電話いただけると、受付が比較的余裕がありますので、みなさんがより良い対応を受けられると思います」
Q 入院は必要ありますか?
A ありません。
Q 術後、平日の大高先生の外来に行けません。どうすれば良いですか?
A 土曜日の外来にいらしてください。大高はいませんが、土曜日の担当の先生はみんな優秀ですし、大高が事あるたびに術後管理の仕方を伝えていますし、沢山患者さんを見ていますので、みなさんとても慣れていますから。
Q 術後、平日に診察に行けるのですが、小さい子供がいるので、大高先生の外来の待ち時間が耐えられません。どうすれば良いですか?
A 平日の診察に特急コースを用意しています。ここをご覧ください。許斐先生の診察になりますが、許斐先生も術後診察にとても慣れていますので、お勧めします。とても優しくてよい先生ですよ!
Q 大高先生が手術してくださるのですか?
A 横浜相鉄ビル眼科医院では大高だけが斜視手術をやっていますので大高が手術をやります。どっかの病院のように、布をかぶせてから新米の先生がメスやはさみを持って出てきたりはしませんよ〜
V(^^)V
ちなみに大高もやばい目にあった事があります。医者になってから、サッカーで骨折をして自分の病院で手術を受けました。麻酔が効いたと思ったら、大高先生ならやさしいから許してくれると思ったのでしょうか、整形外科の研修医がはさみを持って仁王立ちしていたのです。上の先生が「お、おい、おまえ、馬鹿野郎、いい加減にしろ!」と怒ってくれてなんとか収まりました。裸で転がっている患者の前でこの会話もどうかと思いますが怖いもんです・・・(^^;)
Q 検査の予約を取った日の流れはどのようになっていますか?
A 斜視の検査の日は、@視能訓練士(ORT)さんが斜視角などの検査をやって、Aその後大高が診察して、B手術の適応があって患者さんの希望があれば予約、 という流れになっています。
Q 大高先生は術式を決めていないのですか? 先生はほんとうに斜視の事をわかっているのですか?
A 大高は術式を一切決めていませんし、決めるノウハウも持っていません。斜視の知識に関してはなんにも期待しないでほしいし、難しい質問はしないで下さいね(斜視の手術をやりまくっているので、さすがに普通の眼科医よりはちょっとは知識があるかな?程度です)。質問はORTさんにお願いします。
そのかわり、斜視の手術の進め方に関するノウハウ、術後管理のノウハウは誰にも負けないと自負しています。それは斜視以外の手術で得たノウハウをすべて注ぎ込んでいるからです。筋肉を出すのに網膜剥離手術のノウハウとか、最後の結膜の縫合に翼状片手術のノウハウとか・・・
ORTは、斜視や小児の検査専門の大学に3年間通ってひたすら学習して取れる資格です。なってから後も毎日朝から晩まで斜視の検査ばかりやっているわけです。自分が知識で上回れるわけがありません。ORTさんに検査を任せ、大高は、ORTさんが決めてくれた術式どおりに手術を進めること、縫合などをきっちりやってきれいに仕上げること、綺麗に治るように術後管理することだけに集中しています。その選択と集中が最良の結果を生むと考えています。
Q 他の病院で簡単な手術だと言われたのですが、実際どうなんですか?
A ものすごく難しい手術です。簡単だと言った先生にぜひ手術を頼んでみてください。どうおっしゃるでしょうか?
Q その先生は、「簡単な手術なんだけど、うちではやっていないんだよね〜」と言いました。なぜ簡単なのにやらないんでしょうか?
A 簡単なのにやらないのではなくて、簡単そうに見えて本当は難しいからやらないのです。
斜視の手術は●儲からないのに時間と手間がかかるので、気持ちの維持がたいへん ●しっかり手術をやるノウハウがないと、戻りが高頻度でおこってしまうし、術後に赤目が残ることもある ●腕のいいORTさんを高い給料を出して雇っておかないといけない この3つがあるので、継続的にやっていくのがたいへん難しいものです。
なので、儲かる白内障手術とかはやっていても、儲からなくてめんどくさい斜視手術をやっていない病院がほとんどというわけです。
(注:私達も白内障手術をたくさんやっています。白内障手術は決して楽な手術ではありませんが、慣れると斜視の3分の1の時間で1.5倍の収益を挙げることができますので、やっぱりドクターはこっちに流れちゃうわけなんです。人間ですから)
斜視手術は、とりあえず適当にでも筋肉を縫い付けておいたら終わります。それで、簡単というイメージで見られているわけです。ですが、ちゃんとやるのはたいへんに難しい手術であるといわせていただきます。なので、斜視手術にしっかり取り組んでらっしゃるすべてのドクターを尊敬しております。
Q 大高先生の手術は戻りが少ないと聞きました。なぜなんですか?
A 企業秘密です。戻る原因は体質にもあるが、一般的に普及している手術のやり方にも原因の一部があることを突き止めて以来、戻りが激減しました。それでもゼロではないことをご理解ください。
Q 他の病院で術後の戻りの事を聞いたら、いきなり、「じゃぁやめれば?」と言われました。何でなんでしょうか?自分は全く悪気なく聞いただけなんですが・・・
A 斜視の手術は儲からないのに時間と手間がかかります。なので、手術がめんどくさいなぁと思われている可能性があります。医師がそう思っているときにそういう質問をグサッとされると、患者さんに全く悪気がなくても、そう言いたくなるもんです。人間ですから。
Q 他の病院で斜視手術をお願いしたらめんどくさそうな顔をされました。そして、なんだかんだ言ってやんわりと断られました。なぜなんですか?
A これも上記と同じ理由です。
Q じゃぁ大高先生はなんでそんな面倒なことをやっているのですか?
A 自分たちのチームは、楽で儲かる仕事かどうかではなくて、目の前に困っている患者さんかいるかどうかだけでやるべき手術を決めているからです。
人間は自分にとってメリットのある方向にしか動かないものだとするなら、自分はおそらく、儲かる仕事をやってたくさんの収入を得る事より、他でできない仕事をやって、患者さんやその家族からの賞賛や信頼を得る事のほうが価値があると考えているのでしょう。
mail: otaka@isao.com
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