網膜上膜(もうまくじょうまく)、黄斑上膜(おうはんじょうまく)、網膜前膜(もうまくぜんまく)、黄斑前膜(おうはんぜんまく)の手術

網膜上膜と黄斑上膜と網膜前膜と黄斑前膜はすべて同じ病気で、呼び方が違うだけです。現場ではこの4つの言葉が混同されて使われていますので、すべて表記させていただきました。当院医師は、この病気に対し豊富な診断と治療の経験を持っております。お困りの方はご相談ください。

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この疾患は、英語で epi retinal membrane と言います。直訳すると網膜上膜ですね。ですが、臨床の現場では網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜と4種類の呼び方があります。網膜上膜、網膜前膜というのは黄斑部以外の膜も含むわけですが、黄斑部以外の膜は問題にならないし、めったに存在しませんので、すべてが同義語として使われているというわけです。ややこしいですが、どうしようもないですね。自分たちは通常は英語を略してイーアールエムと呼んでいます。日本語で言う時は黄斑上膜と呼んでいます。

網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜は、網膜、すなわち目の奥にある、カメラで言うとフィルムにあたる部分の一番大切な中心部分(黄斑部)に膜がはって、物がゆがんで見えたり見づらくなったりする病気です。なんでよりによってここだけ?といいたくなるぐらいに、中心部分だけに膜がはります。

なぜ網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜が生ずるのかは厳密には判明していないのですが、目の中の細胞が長年かかって網膜の中心部に蓄積して膜状になったといわれています。寝ているときはこの部分が一番底になりますからね。

網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜は良性の疾患ですが、張った幕が厚くなってくると収縮し始めるので、その時に網膜を引っ張ってゆがませますので、物がゆがんで見えるようになります。

なので、不便をお感じになるようなら手術、ということになります。

ただし、いくら丁寧にやっても、当然網膜から、そこにべったりへばりついている網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜をはがすときに網膜に負担がかかりますので(網膜は非常に繊細ですから、少しの外力がかかるだけでも機能が落ちます)、術後も視力が完全に戻らない場合があります。なので、矯正視力が0.5を切る様ならばやり時、と考えます。

ですが、患者さんが非常にお困りの場合は、0.5まで落ちないうちに手術をすることもあります。「視力はそこそこ出るのだが、それは単に視力表の輪の開いているところがわかるだけで、ゆがんで見えるので不便で仕方がない」と患者さんはおっしゃいますので、そういう訴えを解決してあげることができれば、と考えております。

下の左の写真が術前です。網膜中心部に膜がはっている感じがわかっていただけますでしょうか。これは、40歳でこのような状態になった患者さんです。通常、高齢者に起こることがほとんどですが、まれに若年者に起こることもあります。

右が術後4週間です。網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜がきれいになっているのがおわかりいただけると思います。

   

網膜の断層写真(OCT)を見てみましょう。

以下が正常網膜の断層写真です。中心部分がややうすくなっています。

 

下の写真が網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜術前のOCTです。網膜上にある膜(網膜上の赤っぽいところ)と、それに引っ張られて網膜が膨れているのがおわかりいただけると思います。

 

術後4週間のOCTです。正常網膜と比較するとまだへなへなしていますが、だいぶ状態を回復していることがおわかりいただけると思います。この後さらに網膜は平らになっていきます。

網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜の手術は、まず眼内の硝子体という部分を除去してから、網膜上の膜をはぎます(硝子体を除去しないと、網膜に到達できないからです)。言うは簡単ですが、ものすごく薄い膜ですし、網膜がいっしょに破れることもありますので、すごくすごく難しいですが、これをきっちりと施行するのがプロのテクニックです。

硝子体手術は入院で手術、というのが一般的です。入院手術をご希望の方は当院土曜日外来担当医師の秋山医師が常勤でいる東京医療センターに紹介して秋山先生に手術をお願いしております。

だたし、この疾患は日帰りでの手術も可能です。当院では鄭医師の開発した目に負担の軽い手術方法を駆使し、網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜の日帰り手術に対応しております。

上記の40歳の患者さんは院長の私大高が以前に執刀した症例で、その頃は網膜硝子体手術を若い医師に指導しておりました。その私から見て、どちらの先生も、技術は特Aレベルです。


手術を受けた患者さんのカルテは

http://www.youtube.com/watch?v=VaykwejvfPY

ご覧ください。典型例を、いい情報もマイナス情報ももすべて含めて提示しています。手術をお考えの患者さんにとって、非常に参考になると思います。


以下、網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜に関するよくある質問です。鄭先生がまとめて大高が補足しました。


よくある質問:一般的な事

Q 母が黄斑上膜と診断されていて、でも手術は失明してからでないと出来ないとおっしゃられているみたいなのですが(2・3ヶ所の病院でです)もう今視力も(片目)0・3ぐらいにまで落ちてきてだいぶものが歪んで見える?と嘆いております。これは本当にもう失明してからでないと、手術はできないのでしょうか?
A 失明してからする手術はほとんどありませんので、コミュニケーションに関して何か問題が発生しているのではないでしょうか。視力低下の自覚・歪みの自覚、などがある場合に、黄斑上膜に対して硝子体手術を行うことを検討しますので。

Q 貴医院では黄斑上膜(網膜上膜、網膜前膜、黄斑前膜)を短い期間で治療していただくことは可能でしょうか?
A 横浜相鉄ビル眼科医院では、日帰りで黄斑上膜(網膜上膜、網膜前膜、黄斑前膜)の硝子体手術を行っております。通院予定は、術前に1回と、術後は通常は手術翌日、翌々日、術後1週間目、それから徐々に間隔を開けて経過観察することになります。

Q できれば手術を早い時期にしたいのですが可能でしょうか?
A 定期硝子体手術は月1〜2回月曜日に行っております。急いだ方がいい、どうしてもお急ぎの事情がございましたら、臨時手術を検討させていただきますので、遠慮なくご相談ください。

Q 入院と日帰りで手術内容に違いはありますか?
A ありません。

Q 黄斑上膜(網膜上膜、網膜前膜、黄斑前膜)の日帰り手術に伴うリスクはあるのでしょうか?
A 日帰りと入院、それぞれで行う手術に伴うリスクに大きな差はないでしょう。

Q 日帰り手術が可能とのことなのですが、手術後一人で3時間半ぐらい電車に乗って、家まで帰ることができるでしょうか?
A 不可能ではありませんが、体力的にハードでしょう。翌日・翌々日は診察を受けていただきたいので、当院近くのホテルに宿泊されることをお勧めします。ホテルプラムコスモY、ベイシェラトンホテル、ホテルキャメロットジャパンなどが近いホテルです。

Q 手術の予約をする予定ですが、黄斑上膜の手術をすると「術後早期に視力が大幅に低下し、場合によってはほとんど何も見えなくなることがあります」といただいた説明書に書いてありましたが、どのような場合でしょうか?
A 気体を入れた場合、屈折力の関係で、光が網膜に結像しないので、術後早期に視力が低下しますが、気体が吸収されると視力は回復します。また、稀にですが、膜に血管が絡んでいる場合は、はがすことにより眼内に出血して、術後早期に視力が低下することもあります。

Q 鄭先生の行われる手術は独自の手法ですか、また他医との違いはございますか?
A 執刀医により若干の違いはありますが、根本的には同じ手法です。25ゲージ硝子体手術という術式です。

Q 術前の注意点は何ですか?
A 術前は3日間しっかり抗生物質の点眼をすることが重要です。

Q 手術当日、家族などの付き添いが必要でしょうか?
A 付き添いの方がおられれば安心ですが、おられなくても大きな問題はないでしょう。付き添いなしで手術を受けに来る方も多くいらっしゃいます。

Q 手術に要する時間の事ですがどのくらいかかりますか?
A 単純な硝子体手術のみを行う場合は、25分〜40分の手術時間を想定しています。白内障手術を同時に行う場合はプラス10〜15分となります。術中に網膜剥離などが見つかった場合などは、1時間半〜2時間の時間を要する場合もあります。

Q 費用はいくらくらい必要ですか?
A 黄斑上膜(網膜上膜、網膜前膜、黄斑前膜)手術の場合、手術代が、1割負担で4万円前後、3割負担で12万円前後とお考えください。白内障手術を同時に行うと、1割負担でプラス6千円、3割負担でプラス2万円となります。

Q 麻酔はどんな方法なのでしょうか。
A 局所麻酔です。麻酔薬を準備段階で点眼し、手術開始時にテノン嚢注射で投与します。手術中麻酔が切れてきた場合は、注射で追加します。

Q 黄斑上膜(網膜上膜、網膜前膜、黄斑前膜)手術のリスクにはどんなものがありますか?起こった場合、どのように対処されるのでしょうか?
A

黄斑上膜(網膜上膜、網膜前膜、黄斑前膜)に対する硝子体手術の合併症として、眼内炎・駆逐性出血・増殖硝子体網膜症、一過性高眼圧症、一過性低眼圧症、硝子体出血、網膜裂孔、網膜剥離、黄斑円孔、などがあります。
眼内炎・駆逐性出血・増殖硝子体網膜症、網膜剥離、黄斑円孔などに対しては再度硝子体手術を行う必要があります。一過性高眼圧症に対しては、点眼・内服などの投薬治療、一過性低眼圧症に対しては眼帯・創口の縫合、網膜裂孔に対してはレーザー治療、硝子体出血に対しては1〜2週間の経過観察にて吸収されない場合洗浄を行います。

Q 手術後に網膜剥離を起こす可能性はどれくらいですか?
A 報告されている確率にはばらつきがあります。元々の病気にもよりますが、起こる確率はそんなに高くはないでしょう(大高注:横浜相鉄ビル眼科医院での鄭先生の執刀ではだいたい2年に1例程度。1%ぐらいと考えます)。

Q 硝子体を除去することによる支障には何がありますか?
A 硝子体は幼少時には衝撃を吸収しているとも考えられていますが、どんな働きをしているかのすべてはまだわかっていません。現状では、取り除いても大きな支障はないと考えられています。

Q なぜ黄斑上膜(網膜上膜、網膜前膜、黄斑前膜)を取るのに硝子体を除去する必要があるのですか?
A 硝子体は細かい繊維の塊で、しかも網膜にへばりついています。硝子体を除去しないと、硝子体の繊維が手術器具にからみつくし、さらに無理手術器具を入れると網膜裂孔が起こったりするからです。

Q 仕事をしておりますので、休暇は最小限にしたいが可能でしょうか?
A 標準的には、月曜日に手術、外来受診は火曜日・水曜日・翌週火曜日、その後は経過に応じて受診間隔を開けていくという予定です。お仕事の内容にもよりますが、手術後3日目くらいから仕事復帰される患者さんがおられます。目の中にガスを入れた場合は、約1週間は安静にされたほうがいいでしょう

Q 会社の定期健康診断で眼底検査の結果、2年連続で「右眼黄斑前膜の疑い」(要精密検査)と指摘されました。現在、メガネを掛けており、矯正視力で0.8くらいです。(右眼のみメガネの度が合わなくなっていますから病気が原因なのでしょうか?)歪んで見えるなどの症状は今のところありません。この病気について色々調べましたが、手術が必要となった場合、手術の巧拙が術後の経過を大きく左右すると。まずは精密検査を受けようと思いますが、どこの眼科に行けば良いか判りません。

A 以前は矯正視力が1.0以上であった、左眼の矯正視力は1.0であるのであれば、たしかに黄斑前膜が視力低下の原因になっている可能性が高いですが、右眼視力低下の原因をしっかり検索する必要があるでしょう。黄斑前膜を診断するため、また黄斑前膜の原因を検索するためには、眼底検査とOCT検査(網膜の断層撮影)を施行された方がいいと考えます。近くの眼科を受診されるのであれば、網膜専門医がいてOCT検査を行える施設を選択されることをお勧めします。

Q 過去に硝子体手術を行っている場合(特に血管との癒着している可能性がある場合)、網膜上膜の手術は避けたほうがいいでしょうか?
A 10年前に網膜剥離に対するバックリングや硝子体手術を受けておられるので、網膜上膜と血管との癒着よりも、網膜上膜と黄斑部(中心窩)との癒着が強度である可能性が高いと考えます。癒着が強度である場合の問題点には大きく分けて二つあります。一つ目は、網膜上膜を剥離する過程で黄斑円孔ができる可能性が高いこと。二つ目は、視力の回復・症状の軽快に時間が掛かる、回復・軽快度合いに限界がある場合があることです。ただし、黄斑円孔ができた場合はガス置換(剥離手術の際に経験されていると思いますが、手術終了時に目の中に気体を入れて円孔閉鎖を目指します)することにより、95%以上の確率で治癒します。放置しても自然軽快する可能性は低いので、手術を受けられて改善する可能性に挑戦する価値は十分にあるでしょう。

Q 黄斑前膜という病気の治療はネットで調べたところ視力が0.5ぐらいになったころに手術をするのがいいらしいということを知りましたが、手術のタイミングは視力が低下してからですか?
A 視力のいい段階で(早期に)手術を行えば、いい視力・歪みの改善が期待できますので、当院では視力が1.0でも患者さんが歪みなどを自覚され、リスクを納得の上で手術を希望されれば手術を行っています。0.5でもお困りでなければ、そのまま経過観察することもあります。一概に視力がいくらで手術を行うのが妥当、ということはないでしょう。

Q 黄斑前膜の手術は難しいのでしょうか?
A 硝子体手術という方法で手術を行います。簡単ではありませんが、硝子体手術の中では難易度はそんなに高くないでしょう。(大高注:鄭先生にとってはそうなんでしょうか。普通の眼科医にとってはマジで難易度高いです・・・)

Q 横浜相鉄ビル眼科医院では、この手術は何例ぐらいありますか?
A 当院では一月に4,5例、黄斑上膜に対する硝子体手術を施行させていただいております(鄭医師は他院でも施行しており、合計では月に最低10例は施行していると考えます)。

Q 以前、受診した病院で、網膜に孔が開いているとのことでレーザー治療を受けております。その網膜の孔が黄班前膜の原因の一つではないかと言われました。もし、そうだとすると今回手術を受けても、孔を塞ぐことができないのであれば、再び黄班前膜の症状が出るということでしょうか?
A 網膜裂孔が黄斑前膜の原因である可能性が高いと考えますが、硝子体手術後に前膜が再発する可能性は低いでしょう。

Q 手術時に黄斑円孔になった時は再手術が必要ですか、それとも、同時に手術を行いますか?
A 黄斑円孔になった場合は同時に処理します。処理方法は内境界膜除去術と液空気置換術です。

Q 横浜相鉄ビル眼科医院で手術を受けたいのですが、遠くて行けません。適当な病院を紹介頂けませんでしょうか?
A 自分たちは、この病院でだめなら世界中どこに行ってもだめだと思っていただけるような最高の手術を施行することだけに全エネルギーを集中させておりますので、紹介を得意な仕事としておりません。もちろん近隣にも手術の上手な先生はたくさんいらっしゃると思うのですが。たいへん申し訳ございませんが、ご理解をお願いいたします。


よくある質問:手術時に入れるガスについて

Q 目の中に気体を入れることがあると聞きましたが、目的は何ですか?また入れた場合にしてはいけないことはありますか?
A 目の中に気体を入れる(専門用語で「ガス置換する」と言います)のは、網膜のしわを伸ばす、網膜裂孔を閉鎖させる、網膜復位を得る、黄斑円孔を閉鎖させる、などを目的としています。ガス置換した場合、仰向けで寝てはいけない(うつ伏せやうつむき、横向きで過ごしていただきます)、飛行機に乗れない、などの制限があります。気圧の関係で眼圧が上昇するために、ガスが残存している約10〜14日間は飛行機には乗れません。

Q どれぐらいの患者さんの目の中に気体を入れるのですか?
A 約30%です。

Q 硝子体手術を受けてから9日経ちました。術中に気体を入れたのですが、昨日小さかった眼の中に見える気体は今朝から消えて見えなくなりました。そのかわり数日前から気になっているのは左目だけにやたら見える黒い小さなものです。右目でも見えているのかもしれないのですが右目は全然気になりません。飛蚊症かなと思うのですが。あと左目だけで見ると真ん中あたりがややぼやけて見える感じがします。白目のところにある血液はだいぶ減ってきました。
相変わらず上を向かない仰向けにならないようにしています。洗髪のときは水泳用のゴーグルを使用しています。車の運転をするのは診察していただいてからがいいでしょうか?外を歩く時はサングラスをかけたほうがいいでしょうか?
A 目の中のガスは消失したようですので、仰向けになっていただいて構わないです。黒い小さなものは、炎症細胞や目の中の濁りのようなもので、時間と共に薄くなっていくと考えられます。真ん中のぼやけも時間と共にましになることが期待できます。洗髪時のゴーグルはもう止めてもいいでしょう。
車の運転は、徐々に再開していただいても構わないでしょう。外出するとき、眩しければ、サングラスで保護してください。

Q よく見かける「うつぶせで」の必要はありますか?
A うつ伏せになるかどうかは、黄斑円孔、網膜裂孔、網膜剥離が手術中に発生もしくは発見されるかどうかによります。黄斑上膜は網膜(特に黄斑部)に強く癒着していることがあり、膜を剥がす際に上記が発生する可能性があります。また、黄斑上膜が出来る体質の方は硝子体に何らかの異常があるわけで、もともと通常の眼底検査では見つからないような周辺部に硝子体の変性に伴う網膜裂孔や網膜剥離があることも多いので、うつ伏せが必要になる可能性があります。
必要になった場合には、日帰り手術でも、ご自宅でうつ伏せ・うつむきになっていただいています。


よくある質問:白内障同時手術について

Q 硝子体手術と白内障手術を同時に行うことを勧められましたが、白内障がないのになぜですか?
A 硝子体手術を行う50歳以上の方には、白内障がなくても同時手術を行うのが標準的です。理由は、50歳以上の方に対して硝子体手術を行った場合、白内障が進行する速度が速くなることが多いからです。ただし、60歳未満で白内障手術を同時に行わないことを希望される方には、メリット・デメリットを説明した上で、強く希望された場合や、近視の度数が強いために白内障手術を行うと左右でアンバランスになる場合などには白内障手術を同時に行わないこともあります。

Q 水晶体再建術(白内障手術)を硝子体手術と同時に施行するメリットは何ですか?
A 同時施行の場合、切除できる硝子体量が多く、術前術後の飛蚊症、眼内炎リスクを軽減できます。また、網膜裂孔・黄斑円孔ができて空気置換した場合でも、楽な姿勢を取ることが可能になります。(水晶体を温存した場合は、空気が入っている約10日間、かなり厳格にうつ伏せ・俯き姿勢を維持できないとガス白内障になりますので)水晶体再建術をより安全に施行できます。(50歳以上の方に対する硝子体手術後、核硬化白内障が急速に進行する可能性が高く、硝子体がない状態での水晶体再建術は核落下の危険性が高くなります)硝子体手術により水晶体を損傷することがありません。屈折矯正術としての効果が期待でき、近視が軽くなります。

Q 水晶体再建術(白内障手術)を硝子体手術と同時に施行するデメリットは何ですか?
A 水晶体再建術を施行するとほぼ完全な老眼状態になります。また、短期的には、左右眼で明るさや色の見え方に違いがでます。

Q 白内障の手術も同時に行うとのことですが、度数の設定などはどのようになるのでしょうか?左右の視力が極端に違うのですが・・・
A 視力よりも屈折を基準に考えて眼内レンズの度数を選択することになります。屈折とは、目がどれくらい近視なのか遠視なのか、ということを意味します。

Q 「多焦点眼内レンズ」を入れられるでしょうか?できれば多焦点を使用したいと思うのですが。
A 残念ながら、白内障以外の眼疾患を有する場合、多焦点レンズの適応にはなりません。また、多焦点レンズは保険適応がなく、硝子体手術と同時に行うこともできません。

Q 白内障の手術により調節能力(ピント合わせ)が失われることによる支障はありますか?
A ほぼ完全に老眼状態になりますので、遠くか中間か近くかのどこか一点には焦点が合いますが、それ以外の場所にピントを合わせるためには眼鏡が必要になります。


よくある質問:術後の事について

Q 術後の注意点は何ですか?
A
術後にいったん落ち着いていた状態であったにもかかわらず、激しい痛み・霧視感・強い充血が出てきた事を自覚されたら直ぐに連絡してください。最も重い合併症である眼内炎を早期発見することが目的です。また、術後最低3カ月は激しい運動を避けることが大切です。

Q 手術後の通院はどの程度の間隔でおこなうのでしょうか?
A 日帰り硝子体手術は月1〜2回の月曜日に日を決めて行っています。その後の診察予定は、手術翌日の火曜日・手術翌々日の水曜日、手術後の経過に応じてその週の週末または1週間後、それ以降は希望に応じて徐々に間隔を開けて横浜に通院されるか地元での診察かを選んでいただくことになります。

Q パソコン等を使った事務仕事は手術後どのくらいたてばできるようになるのでしょうか?
A 目の中に空気かガスを入れて手術を終了する場合は、うつ伏せやうつむきの姿勢が約10日間必要になります。運転もデスクワークも空気かガスが入らない場合は直ぐに可能ですが、入った場合約1週間前後は制限されることがあります。

Q 手術後何日ぐらいで、車の運転をしても大丈夫になるのでしょうか?
A 手術後数日で眼帯を外すことは可能でしょう。運転がお仕事で必要な方は、手術翌日から運転される方もおられますが、感覚をつかみながら少しずつ慣れられた方が安全です。一応、手術後1週間くらいを目処にされてはいかがでしょうか。

Q 普通の生活はいつ頃からできますか?
A 手術後約1週間で日常生活に関してはほとんど制限がなくなります。空気が眼の中に入った場合は約2週間です。

Q 手術後の後遺症(たとえば痛みが残る、眼に異物感が残る、など)はありますか?
A 目の表面はたいへん敏感です。しかも、硝子体手術は大手術です。傷口が完全に落ち着くまでには少なくとも2〜3ヶ月、長い人で6カ月ぐらい掛かりますので、その間、異物感が残ることがある事をご了解いただければ幸いです。永久に異物感が残ったという方は今まではいらっしゃらないです。

Q 眼鏡の調整時期ですが、いつごろがいいのでしょうか?
A 眼鏡作成は、手術後3ヶ月経過して、度数の変動がなければ、可能となります。お急ぎで、例えば手術後1週間で暫定的に作成される方もおられますが、度数が変わって使えなくなったらみなさんのお金がもったいないので、不自由でなければ、しばらく待たれることをお勧めします。

Q 手術後どれくらいの期間、眼を使わない方がいいのでしょうか?HPではすぐ仕事にもどられた患者さんのことが載っていましたが、細かい字などはどうでしょうか?パソコン等を使った事務仕事は手術後どのくらいたてばできるようになるのでしょうか?2週間くらいでしょうか?
A 特に制限は設けていませんが、眼の中に空気を入れなくてもいい状況(網膜裂孔、黄斑円孔、網膜剥離ができなかった場合)であれば手術後約1週間でパソコンなどを使う仕事への復帰は可能でしょう。眼の中に空気を入れた場合でも違和感はあるでしょうが2週間も眼を使ってはいけないということはないでしょう。

Q 術後に今より視力が上がらない場合もあるか、見えなくなることはありますか?
A 視力はほとんどの患者さんで改善しますが、黄斑上膜ができてから長期間が経過されている方は改善に時間を要する可能性が高くなります。ゆがみの軽減に関しては、視力改善よりもさらに時間が掛かります。
見えなくなる可能性もゼロではありません。起こる危険性は低いですが、眼内炎・駆逐性出血・増殖硝子体網膜症などの重篤な合併症が起こってしまった場合に、視力が低下する可能性があります。


以下は、横浜相鉄ビル眼科医院における日帰り網膜硝子体手術を受けた患者さんやそのご家族とのやりとりのメールです。ご本人の許可を得て掲載させていただきました。


拝啓

大高先生、鄭先生におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

平成28年3月29日、鄭先生に「右眼」『黄斑前膜』の日帰り手術を行っていただいた、Oと申します。その節はひとかたならぬお世話になり心から御礼を申し上げます。

地元に戻り市内の病院ヘの通院となり5ヶ月が経過しました。
経過は大変に良好です。手術前に「0.1」だった視力は、「0.7」に回復し、波打っていた『黄斑前膜』は徐々に平になってきております。
これもひとえに、大高医院長をはじめとする鄭先生の御医術と横浜相鉄ビル眼科医院の皆様のおかげと御礼を申し上げます。

貴院に手術をお願いしました始まりは、不躾にも私くしのメールでの手術依頼からでした。
3月末日に地元の病院において、10日間の入院手術の予定をしておりまいしたが、主治医の急病により無期延期の通告に愕然としながら、無我夢中でパソコンを検索したのを記憶しております。
それまで私は10日間の入院日数を確保するため、3年掛りで仕事を調整しやっとの思いで職場にも了解を得て翌々日の手術に備えるための準備をしていたところでしたので、今後これ以上休暇を延長することもできず、手術諦めるしかないのかとも思い悩み、唯々戸惑う状況でした。

そこへ、眼に飛び込んできたのが「横浜相鉄ビル眼科医院」様の「鄭守(ていまもる)先生のHPでした。
そこに記載されていた内容は、

『硝子体手術が必要だが仕事の都合などで入院ができない方などは、以下のメールアドレスにメールを下さい。患者さんと相談の上、できるだけ早期の手術日を設定します。また、相談のみの患者さんも大歓迎です。』

その余りにも患者を思ってくださっている内容に、まさか・・・? 
何かの見間違いか?

と正直信じられない気持ちで次々貴院のHPを開き、片っ端から読みあさりました。
読めば読むほどに、ここまで患者の事を思ってくれる病院があるのだろうか。
こんなにも患者の都合に合わせてくれる先生がいるのだろうかと半信半疑でしたが、藁をもすがる思いで鄭先生にメールをしました。

そして、なんとそのわずか10分後、驚くことに鄭守先生から最速のメール返信があったのです。

正直申し上げまして、鄭先生からの返信は夢をみているのではないかと思ってしまうほど、あまりにも丁寧で温かく思いやりに溢れた内容で、そのメールを受け取って涙が流しながら感謝したことを覚えています。

土日の休日(多分先生には土日は無いと思われますが)にも関わらず次々にメールのやり取りに御対応していただき、「10日間」の入院が大高先生と鄭先生の医術のお陰で「日帰り手術」となり無事に仕事にも影響することなく復帰することができました。重ねて先生の卓越した技術と経験のおかげでありますこと感謝と御礼を申し上げます。

手術後は全く痛みも無く、痛み止め薬も睡眠薬も服用することなく順調に回復しました。
翌々日からはサングラス着用はしながらですが職場にも復帰し何の問題もなく生活しております。

真正面から患者と向き合う大高先生と鄭先生の情熱と生き方に深く銘肝し、最高の貴院で手術と治療を受診できたことに感謝のことばもありません。色々とお世話になった親切丁寧爽やか朗らかな看護師の方々に合わせて御礼を申しあげます。
この度は本当にありがとうございました。
御礼が遅れましたことお詫び申し上げます。

激務の折とは思われますがお身体お厭いくださり、益々のご活躍をお祈り申し上げます。


平成28年9月1日
横浜相鉄ビル眼科医院
鄭 先生 へ

 O より
謹白

鄭先生

御元気でいらっしゃいましょうか?
私は、昨年3月10日に黄斑前膜の手術をしていただいたYと申します。
1年後に、紹介状をいただいて地元で有名な○眼科に行きました。
初回は、瞳孔を開いての診察ではありませんでしたが、
大変きれいな手術がしてありますねと、いわれました。
その次の診察日には瞳孔を開く目薬をし、電気もあてたうえの先生の所見ですが、
Yさん、貴方は本当に幸せな方ですよ。
素晴らしい手術がして有りますよ。
しかもその病院は立派な病院ですね。本当に素晴らしい。
と、心から感じられた様におっしゃいました。
その先生ご自身も白内障など手術をなさる方です。
勿論私としても鄭先生に全幅の信頼を寄せて
手術をおねがいしたのですが、
患者は目の中を見ることができませんから、そうしたお話を聞いて、
当然とは思いつつも心の底から嬉しかったです。
そして改めて、迷っていらっしゃる患者さんに鄭先生に手術をして頂くことを
お薦めしたいと思います。
鄭先生に手術をして頂いて本当に良かったです。
私には解らない沢山のご配慮をいただいたのだとおもいます。
先生、離れていてもいつも感謝しています。
ありがとうございました!

Y


茨城県 52歳 女性です。

視力は左右とも裸眼で0.03でしたが、ソフトコンタクトを入れることでよく見えていました。しかし、2011年頃から、レンズを入れても視力が不安定になり、『疲れると視力が落ちるのかなぁ…』と感じるようになりました。そんな状態が煩わしくなり、2012年7月東京のクリニックでレーシック手術を受けることにしました。手術当日、多種の検査を受けた結果、「網膜に病気があるのでこのままではレーシック手術はできません。」との診断を受けたのです。想定外でした。

翌日、地元の○眼科を受診。副院長の診察を受け、黄斑上膜という病気であると告げられました。網膜にできた膜を除去する手術を受けると一年以内に白内障が発症するため、同時に眼内レンズを入れる手術も受けるようになります。そうすれば強度近視も軽減されるので、その方向で検討されてはいかがですか?と言われました。

この時点では片目ずつにして見ると、左目に歪みがあり、新聞などの文字を見ると文字が所々白くぼやけて見えました。
右目は自覚症状無しでした。

手術に向けて○医院で黄斑上膜の手術を担当している医師の診療を受けると、
「まだ網膜が軽く引っ張られているだけで、手術がうまくいったとしても歪みは残るから、やっても変わらないよ。どうしてもやれって言うならやるけど。」と言われ、そのほかにも質問したいことがあったのに退室を急かされ、とり合ってもらえませんでした。

『放置するしかないのか』と、ひどく落胆しました。

この診断に納得できず、インターネットで色々調べてみました。
その際、相鉄ビル眼科医院を知り、ホームページを詳しく見ました。
その結果、相鉄ビル眼科の先生方は手術経験も積まれており、技術も素晴らしく、手術の器具も改良・独自のシステムを開発され安全性の高い手術を行っていることがわかりました。

術後の経過の説明には、網膜の手術後の腫れも1年くらいかけて徐々に回復し、見え方も改善される。と記されていましたので、この医院で自覚症状の歪みがないうちに手術を受けることができれば、術後の回復も早いのではないかと思いました。

メールで相談に応じていただけるとのことでしたので、地元の病院を診察した内容を含め、自分としてはまだ仕事も続けたいし、どうしようもなくなるのを待ってから手術するのではなく、仕事や家庭の状況が許す時期を選んで早期に手術を受けたい旨をメールしてみました。

翌日でしたでしょうか?鄭先生から以下のような返信を頂きました。
「当院は患者さんの希望を実現できるように、というのを原則にやっています。余程リスクが高い場合は手術しないことをお勧めする場合もあります。」

先生の自信も感じられ,思いやりもある心強い返信を頂きました。

2013年2月に受信し5月に左目、8月に右目の手術を受けました。
『手術が済めば徐々に回復し、またいつも通りの生活が可能になるのだ』と期待し、失敗は全く考えることなく安心して手術に臨みました。

私の感想ですが、手術は想像よりも大変なもので、ずっと椅子を握りしめていたらしく、翌日両腕が筋肉痛でした。

しかし、術後の痛みはほとんどありませんでした。

瞼の腫れや充血はありましたが、10日程でかなり回復しました。

私の場合は、近くに2泊して、手術を受けました。娘が付き添ってくれたのでとても助かりました。

両眼どちらの時もガスを入れたので、術後3日から5日程うつ伏せ、うつむきの姿勢が大変でしたが、他院についても調べ事前に得た知識から『他院で手術を受けたとしたら、もっと大変なんだから!』と乗り切りました。

眼内にガスがあるうちは、視界の真ん中に黒い水たまりがチャプチャプあるような感じで視界が妨げられますが、ガスが消失するにつれてできる隙間からスッキリ鮮明な視界が開けてきました。ガスは10日程で消失しました。

それと、白い色がより白く見えて、今までの見え方がくすんでいたことが分かり驚きました。

視力は、術後1ヶ月で裸眼ですと弱い近視ですが、左右とも矯正視力は1.2出るようになりました。

現在は左目の歪みもほとんどありません。

レンズの厚みのせいで、かけるのが恥ずかしかった眼鏡でしたが、今はレンズも薄く、おしゃれアイテムとして楽しんでいます。

病気が見つかってから1年半、これほど良好な状態で生活できていることが夢の様です。

先生の素晴らしい技術のおかげです。本当にありがとうございます。

今後の検診もできる限り横浜まで行って診ていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


鄭 先生

お早う御座います。 

先生にめぐりあい、先生に手術して頂いたお陰で、健康体の眼へ、視力へ回復させて頂いた事に感謝しております。又、鄭先生の医術がどんなに優秀であるか理解していただける一助となるのであれば、望外の喜びです。

インターネットで先生にたどりつく前は、F総合病院の眼科(評判が良く非常に込んでいる科)に、眼が疲れる、視力が落ちていると通院したが6ヶ月程(月一度検査通院)通院しても原因が分からず、眼科にOCTが導入された7ヶ月目に始めて「黄班前膜」と診断され、手術が必要、網膜の手術なのでリスクがある程度高い、10日間以上の入院が必要と言われ、大変驚きました。

通院して7ヶ月目に病名にたどりついたことがそもそも、その病院への不信感となり、必死にインターネットで専門医・名医を探し、「横浜相鉄ビル眼科医院」大高先生・鄭先生にたどり着き、早速メール相談を鄭先生にさせて頂き、直接診断して頂く機会を得、「黄班前膜」で手術をする必要があるレベルまで右目の視力(矯正視力)が落ちていると診断され、その場で手術を受ける決断をし、鄭先生が手術をして頂ける日にちを調べていただき、手術の日程を決めました。

手術前の気持ち:F総合病院では、10日以上の入院が必要、又、網膜の手術は10年程前まではリスクのある手術とインターネット等で調べて分かった情報でしたが、鄭先生が研究開発した「25ゲージ硝子体システム」そしてメーカと共同開発した器具と先生の医術の経験が、それらの自分が調べたコンサーン・リスクを吹き飛ばしてくれました。

手術も日帰り手術、手術の時間も1時間程度と聴き、体に初めてメスの入る手術を受ける身としては、「大丈夫、軽い手術だ!」と自分に言い聞かせることが出来ました。

手術の体験談: 手術は事前情報通り、1時間程度の手術で、無事成功し、先生の開発された「25ゲージ硝子体システム」の無縫合硝子体手術の素晴らしさ・ありがたさを体感出来、術後、徒歩と電車で相模原の自宅へ帰ることが出来ました。 これは医術とは関係ありませんが、眼の手術は、手術の様子がボヤーと見えるので、それが若干恐怖感を抱きます。

手術後の経過: 術後、次の日には眼帯が外れ、10日後くらいには、術後の眼の腫れも治まったと記憶しています。 そして肝心の視力のほうは、術前、矯正視力が0.4〜05程度、そして画像の中心部が折れ曲がって見える症状、それが術後は、画像が真直ぐ、まともに見えて、視力もあっと言う間に、1ヶ月に0.8〜0.9、2,3ヶ月後には1.2まで矯正視力が回復し、現在に至っております。
「黄班前膜」の手術後は2次障害として白内障を併発するそうで、同時に白内障の手術もやっていただいたため、右目の裸眼の視力が格段にあがって(左目の近視の視力に対し)ます。

病院は「医術と心」とよくいわれますが、鄭先生、大高先生、そして横浜相鉄ビル眼科医院のスタッフの皆さん全員が多忙にも拘わらず患者さんと心で接されておられることが感心致します。
眼の病気で悩んでおられる方は、「横浜相鉄ビル眼科医院」へ相談することをお勧めします。 自分の薦めで会社のメンバーも緑内障で大高先生にお世話になっております。

以上、他の患者さんの参考になれば幸いです。

I



体験談

2007年左目が白内障ということで、家の近くの病院に3日間入院し、手術を受けました。
術後の診察で黄斑上膜という聞きなれない病名を告げられました。「ここではその手術はできない」といわれ、それだけでなんだか厄介な目の病気にかかったなと不安になりました。

やっと白内障の手術が終わったばかりというのにまた手術? 頭をなぐられたようなショックで帰り、早速、「黄斑上膜」をパソコンで検索。失明する病気でないことにちょっと安堵いたしました。そして日帰り手術が行われている病院のHPを読み、「まさか?大丈夫かしら?遠すぎる?」といろいろな疑問が出てきました。

お問い合わせのメールアドレス宛に、気軽な気持ちで「すでに白内障用のレンズが入っていて、それが邪魔になり手術はさらに難しくなるのでは?」とか、ばかげた幾つかの疑問を投げかけてみました。

すると鄭先生から直ぐに丁寧な返信メールが返ってきたではありませんか。返事は、2,3日はかかるだろう、当たり前の返事しか返ってこないだろうと私は思っていただけに、鄭先生の人柄がにじみ出ている文面を目にしたとき、埼玉から横浜は遠いけれど、一度先生に診ていただき、それからどうするかを決めようという気持ちに私はならせていただきました。

数日後、横浜駅に降り、地図をみながら病院へたどり着きました。そこには大勢の患者さんが診察にきておられました。
人間は寿命が延びた分、今までになかった目の病気が発見され、それにともなって医学も進歩してきたことに感心しながら、待ち時間があっという間に過ぎ、自分の名前が呼ばれました。いよいよ私の番。いろいろ検査を受け、鄭先生に初めてお会いいたしました。
何度かそれまでメールでやりとりをしていましたので、すでに先生は私の目の状態を把握されていて、先生の説明を受けた私は迷うことなく手術の日程を決めました。

2007年8月9日 12時30分 手術衣に着替えることもなく、耳もとでは心地よい音楽が流れているというリラックスした状態で手術は開始。
私は心の中で早く手術が終わり、しかも成功しますようにと祈っていました。
45分間で無事終わり、また電車に乗って2時間かけて帰りました。先生の言いつけをきちんと守り、その夜はうつぶせでやすみました。

次の日、再び病院へ。白内障の手術のときは、眼帯をはずすと、目の前の物がすぐにきれいに見えたので今回もわくわくする気持ちでした。しかし眼帯をはずすと左目は何も見えないのです。視力が出ないのです。

失明している人はこういう闇の状態なのかと思いました。手術は失敗?私の目は失明?
日帰り手術なんか受けるのではなかった?悪いことばかりが次から次と脳裏をかすめます。

家に帰って、肩を落としている私を見て、主人が聞いてきました。目が見えないことを伝えると、「鄭先生にメールしたら」と言われ、早速不安な旨を先生に伝えました。

鄭先生からは、「返事が遅くなったことと説明がたりなかったことへのお詫び、大丈夫であること」という分かりやすい返事をいただき、日付を見ると、夜中の2時過ぎに発信したものでした。

その日もきっと、先生は京都の病院でたくさんの手術をなさり、大変お疲れでお帰りになったであろうに、お返事いただけたことに、私の心は、ルンルン気分になりました。

3日目で赤目も普通に戻りました。

17日、再び検査のため横浜の病院へ行きました。そして視力は1.0まで回復していました。その日は4歳の男子の孫をボディガードとして連れていきました。遠いと思った距離も孫と電車の中で話しながら行くとあっという間で、ミニ旅行しているような楽しい道中でした。

手術から3年経った現在、パソコンや趣味の洋裁をしながら生活を楽しんでいます。
さらに加齢と共に横浜の鄭先生にお世話になることが増えるかもしれません。
鄭先生これからもよろしくお願いいたします。

埼玉県 M さんより



<黄斑上膜の手術を受けて>

2008年11月  

人間ドックで左眼が黄斑上膜と診断された。
→右眼が正常なため、異変に気づかなかった。左眼だけで見ると、直線の縦横が少し波打っていた。

2009年3月   

仕事の忙しさにかまけて、眼科を受診するのを怠っていたところ、波が増加していたため、不安になり、近くの眼科で診てもらった。
→やはり、「黄斑上膜」で、手術が必要である、と告げられた。その際、白内障の手術も同時に行う、とのことであった。しかし、手術は3ヶ月先となる、と言われ、「3ヶ月の間に、進行してしまうのではないか」「白内障ではないのに、なぜ同時に手術をするのか」の2点について不安感があり、自分でネット検索をし、鄭先生を知った。
→鄭先生に質問メールを送る。

質問内容: 

・横浜相鉄ビル眼科医院における手術の件数
・手術のリスクについて
・早期の手術は可能か
・仕事をしているため、長く休めないが、手術から最低限要する日数はどのくらいか

鄭先生から返信メールが届き、質問に的確な回答をいただいた。
→「横浜相鉄ビル眼科医院」のサイトは、患者に配慮した内容で、先生方のプロフィールや病気の説明も丁寧で、とても信頼できるものであった。

2009年3月末  

「横浜相鉄ビル眼科医院」受診。
鄭先生から、「黄斑上膜」の手術後半年以内に、白内障手術の必要度が高いデータがある。2回手術をするよりは、同時にすることが多い。同時手術をやらない場合は手術当日に決めても良い、と説明があった。手術日は4月20日と決まった。 

2009年4月20日 

手術日までに、白内障の同時手術について、知人に調べてもらったところ、鄭先生の説明と同じであったため、同時手術に決めた。
他の手術と異なり、眼は開いたままでないと手術はできない。とても緊張し、肩に力が入る。液体の麻酔のため、明暗だけしかわからない。時々チクッとするが、鄭先生の説明があり、安心できた。50分くらいで終了。眼が開いた状態で固定されているので、閉じたくても不可能、というのが少々つらかった。
帰り道は右眼だけで歩くのが危なかった。

2010年8月現在 

手術後の検診は、2週間、4週間、1ヶ月というように、間隔がひろくなり現在は2ヶ月間隔となっている。波も縦のみ少し残っているが、横は直線に戻っている。

片方の眼が病気になっても、他の眼が正常なら、なかなか気づきませんね。怖いことです。
私も以後時々は、片方ずつで見て、異常がないか確かめるようにしています。
黄斑上膜になる原因が早く究明され、予防策が見つかれば・・・を願います。

鄭先生には、手術をしていただき、感謝しております。

千葉県 I さんより



鄭 先生、こんにちは。

こちらこそ、鄭先生には本当に感謝しております。これらかも色々とあると思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。手術前の自分のことを考えますと、今の状態とは天と地ほどの差があります。目が見えるというのは幸せなことだと痛感しております。

鄭先生に、左眼の黄班前膜の手術をしていただいてから、間もなく一年になります。そこで、発症したときから、現在までを振り返ってみました。

<手術に至るまでの経過>
私が、眼の異常に気が付いたのは2008年の10月頃でした。視力は大分低下していると思っていましたが、ある日、仕事から帰ると左眼の飛蚊症がひどくなり(蚊よりも大きな虫が飛んでいる感じ)、光視症の症状も出ました。何日がすると、眩しさは軽減しましたが、眼がかすみ、物が歪んで見えるようになりました。

これはただ事ではないと思い、近所の評判の良い(いつも混んでいる)眼科を受診しました。疲れ眼でしょうと目薬を処方されましたが、一向に回復する気配はありませんでした。
もう一度受診し、改善しないと先生に言うと、原因が分からないらしく、K総合病院の眼科を紹介されました。

K総合病院でも、1回目の診察では病名も特定できず、2回目(1回目とは違う医師)の診察のとき、やっと、網膜に小さな孔が開いていることと、黄班前膜であるとの診断を受けました。診断を下した先生は、自分は白内障の手術がメインなので、詳しくは次回(2週間後!!)の部長診でとのことでした。そして、レーザーで網膜の孔が広がらないように治療したのが、更に2週間後でした。時間だけが無駄に過ぎ、何とももどかしい状態です。

病名が分かったとき、早速、インターネットで黄班前膜について調べました。病気について理解すればするほど、簡単な手術ではなさそうですし、不安が募りました。

通院は続け、手術についての相談もしましたが、リスクの高い手術であることと、2週間程度の入院が必要であると言われました。手術に関しても不安になるようなことばかり言われ、その病院で手術を受ける気持ちにはとてもなれませんでした。

視力は、矯正で0.5になっていました。このまま視力低下が進行したらと考えると、暗く落ち込んだ気持ちになりました。仕事は続けられるのか?車、バイク、船の免許は失効してしまうのか?この頃には、鏡も良く見えないので、化粧もお洒落もどうでもよくなっていました(良くなった現在もお洒落とは言えませんが・・・)。しかし、落ち込んでばかりもいられないので、病院や名医の案内本を読んだり、人に尋ねたりしました。そして、インターネットで横浜相鉄ビル眼科医院をやっと探し出しました。

鄭先生のことを知り、大高先生の運営理念なども拝見し、この病院にしようと思い、早速、鄭先生にメールで相談しました。ご多忙であるにも拘らず、すぐにお返事をいただけたのにもびっくりしました(いつも真摯な対応をしてくださいます)。そして、初診のとき、迷うことなくすぐに手術の申込みをしました。前の病院では、いつも不安を感じていましたが、鄭先生とお話したときは(脅されることもなく)不安を感じませんでした。     

<手術の体験談>
手術は2009年の9月にしていただきました。何故か怖くはありませんでした。手術中は、先生の声や機械の音声などが聞こえ、ぼんやりと何かが見えていました。私の場合、痛みはほとんど感じませんでした。しかし、眼の裏側の手術をどのようにしているのかとても不思議でした(見てみたいです)。また、黄班前膜の手術後は白内障になる可能性が高いということで、同時に白内障の手術もしていただきました。これにつきましても、手術をした場合のメリット、デメリットをしっかり説明していただき、手術を同時に受けることを自分で判断いたしました。また、網膜はく離予防用のガスも入れました。予定通り1時間位で手術は終り、鄭先生に膜を除去することができたと言われたときはほっといたしました。前の病院では2週間の入院と言われていたのに、その日に帰宅できるのですから、鄭先生の素晴らしい技術のお陰です。自宅が横浜から電車で10分程度なので、徒歩と電車とタクシーで帰りました。結構大きな眼帯をして帽子を目深にかぶったノーメイクのオバサンは、ちょっと怪しい感じだったと思います。手術を受けた日は、翌日の通院を考えると、近くのホテルに泊まればよかったと思いました。注意事項としては、ガスが患部にしっかり当たるようになるべく下を向いているようにとのことでした。

<手術後の経過>
手術の翌日も通院し、大きな眼帯が外れ、眼の出血もあるので、普通の眼帯をしていただきました。起きているときもなるべく俯いていなければならないし、寝るときはゴーグルをしてうつぶせに寝るのが大変でしたが、見えるようになるのであればこれくらいたいしたことでありません。ガスが入っていると視界に黒い塊が見えます。それも、10日位で小さな点になりました。この頃、仕事にも無事復帰できました。視力は1ヶ月後には矯正視力が1.2になっていました。以前の近視の強い眼鏡では全然合わないので、眼鏡を作り直しました。数ヶ月は充血しやすい状態でしたが、現在は改善いたしました。手術前は左眼だけで物を見ると、映像が垂直、水平両方向とも歪みが激しく、気持ち悪くなるほどでしたが、今は歪みが小さくなりました。

私が、現在の生活を営んでいられるのは、鄭先生、大高先生、そして自分のやるべき仕事をてきぱきとこなしていらっしゃるスタッフの皆様のお陰です。術後、約一年経った今、改めてお礼を申し上げたいと思います。今後の皆様のご活躍を陰ながら応援しております。

神奈川県横浜市 T さんより



手術前後の感想

1、 手術前の状況

(1) 右目の異常が確認されたのは2006年の12月に受けた人間ドックにて、眼底検査の診断が「網膜前膜」という結果でした。しかし、実はその年の5月ごろ夜会社を退社するときに、ふと片目を閉じたときに右目と左目に入ってくる光の明るさがなんとなく違うことに気付いていました。
特に日中でも右目は左目に比べて何か黄色っぽく見える(ほんの少しですが)明るさが明らかに違うと感じて、近くの眼科を受診しました。その結果は「特に問題ありません」ということでした。これがまず気付いたときの状況です。人間ドックの結果「やはり何か異常があるのだな」と思いました。

(2) 翌年の2007年4月に地元の大学付属病院を受診して、初めて「黄斑前膜」という病名と目の
状況について知りました。その時は、目の黄斑部(中心)に盛り上がりがあり(普通は凹んでいる)、これについては現状では手術等をする必要がない。このような結果でした。
私自身も特に遠くが見えないとか、ぼやけて困るとか、近く用の眼鏡が合わないとかの不都合はありませんでした。

(3) 2009年2月ごろいつものように(実は眼鏡を作っても大体2年から3年で視力が1.0から0.5くらいに落ちていましたので視力の矯正をしていました)眼鏡店で矯正しパソコン用、車の運転用と2つ作りました。しかし、若干右目の矯正が何か上手く合わせられない、視力0.8か0.9が限界、度を上げても上手く見えないということはありましたが、日常の生活で困ることはないのでそのままにしていました。

(4) 同じ年の4月に何か右目の方が近くを見るのに見えにくく感じ、近くの眼科を受診して視力検査をしてもらい、パソコン用の眼鏡を作り直しました。しかし、まだ近くが見えにくく上手く矯正できないのかな?と思っていました。その年の後半、9月、10月ごろから右目で遠くを見たとき電柱や柱、横に張っている線などがゆがんで見えることが気になり始めました。また、特にパソコンを見たときに上下、左右の並んでいる文字や線などがどちらも一部ゆがんで見え、更には真ん中の文字などがところどころぼやけていることにも気がつき違和感を強く感じるようになっていきました。このときから近くは左目のみで見ている感覚に捉われて、仕方ないのか・・・。と考えるようになりました。

2、 手術を思い経つまでの状況

(1) 2010年1月に遠くの見え方も右目がなんとなく見えにくいということから眼鏡店に行き、矯正視力の検査を受けました。しかし、左目は若干視力が落ちていましたが度を上げるほどではないが、右目は現状で0.5か0.6くらい。更に度を上げてもそれ以上は見えにくく、不思議なことに両目で見やすくするために左目の度を少しいじるような結果になり、それなら今までのままでいいということにして眼鏡を作り直すことはしませんでした。

しかし、パソコン用の近くを見るときの不快感、左目のみで見ている感じ、今までのゆがんで見えることなどは日々気になるのが強く、本を読むときは片目(左目)のみで見ることが多くなりました。

(2)2007年に大学の付属病院で診察を受けた時に言われた「黄斑前膜」のことをインターネットで調べたときに、横浜相鉄ビル眼科医院の大高先生による目の病気に関する内容が載っていました。そこには、「黄斑前膜」の手術が難しいこと、0.5mm位の薄い膜を取ることなどが書かれていました。内容を見たときにこの病院、先生なら手術の時には力になってくれると思っていました。そんな関係で2010年3月に横浜相鉄ビル眼科医院を受診しました。

(3)受診にて以前言われたように「黄斑前膜」との診断、大高先生はどうしましょうか?と言われ、この病気に見識が深い鄭先生にも見てもらい判断しましょうか。と言ってくださり、同月の2回目の受診時に鄭先生に見てもらいました。このときに、どうしても近くが見えにくい(この病気は特に近くを見るときに症状が強く出るとの話もありました)、このまま今の状態を続けるより思い切って手術をしてもらったほうが良いと考え、鄭先生にお願いをしました。その間、鄭先生にはメール等で質問もしたり、受診時に聞いたりもしましたが丁寧に対応をしていただきました。それと同時に手術に向けての内容や心構えなどを記入した資料をいただいたので、こういう事なんだ、こういうリスクもあるんだ、など自分自身でも手術にむけての準備が出来たように思います。

(4)これとは別にもうだいぶ前から右目の糸くずやちょっとした黒点などがありましたが、私自身これは「飛蚊症」と呼ばれ誰にでもあるもの、あっても困らないものと自覚していました。しかし、手術にあたって診察を受けたときに、網膜の剥離が少しあるとの話を受け受診時にレーザー治療を受けました。合計2回実施しましたが、これが後になって「やはり右目の糸くずは本来あってはいけないものだった」と考えることができました。

3、手術中の状況

(1)手術に向けては、大事な目の手術ということで会社を休まないようにする人もいるとの事でしたが私は慎重派なので1週間はこの関係で休むことに決めていました。そんな訳で手術の日(2010年5月)には女房と一緒に行き、その日は横浜市内のホテルに宿泊して翌日も診察を受けることにしました。さて手術は当然初めてですから私自身心配でたまりませんが、もう先生に任せたのだからということで腹をくくりました。いろんな人に聞いた話と違って手術中には目の周りが異常にぼけているだけで手術の道具などは分かりませんでした。ただ、目は真上を向いているはずなのですが手術の途中では本当に真上を向いているのか不安で仕方なく、目の向きが違うほうを向いているのではという思いをずっと持っていました。

(2)手術中に今でもはっきり覚えているのはヒラヒラと膜が離れた時です。少し明るくなったと思ったら、右のほうからなにかピンセットみたいなものが目の中に入って来て、そのすぐ後にピンセットでつかまれた膜がヒラヒラと揺れて目から遠ざかるのがはっきり見えました。本当に影絵を見ている錯覚にとらわれて、なんとも言えない綺麗な光景でした。その時鄭先生から「今膜が取れました、綺麗に取れましたよ」と教えていただきました。

(3)約1時間10分くらいでしょうか、最初はあまり時間は気にならなかったのですが、いつ膜がとれるのか、まだなにか目の中をジュクジュクいじっているのか、そんな事ばかり気になり始めて段々時間を長く感じるようになったその時に膜を取りに来てもらい非常に安心した記憶があります。それからは、もうこれでほとんど終わりだと考えたので以降は今までよりも気楽に後の手術を受けられました。

4、手術後の状況

(1)手術のときに網膜剥離を予防するためにガスを目に入れたので、寝る時にうつ伏せか、右を向いての横向き寝にしなければならず、これは少し大変でした。10日間くらい続けましたが、女房に言わせると「お父さん仰向けに寝ているときがあったよ」との事です。気が付くと上を向いていることが何回かありましたが、自分ではほとんど横か、うつ伏せをしていたと思っています。ただ、これは手術後の中で一番つらかったことの一つです。手術した右目は目の中に黒い水?見たいなものがちゃぷちゃぷと入っており、最初は目の8分目くらいありました。また、手術後ということで黒い点が無数に見えて大丈夫なのかと心配性が再発しました。

(2)3日目の通院で先生から、それは時間と共に消えていくからと聞き安心をしましたが10日間くらいでチャポチャポはなくなり、黒い点も同様に消えていきました。1週間くらいで暫定の眼鏡を作るべく検査をしてもらいましたが、やはりうまく合わず左目での調整をせざるを得ませんでした。というのも私の目は強度に近い矯正視力なので、右目は手術により人工の水晶体で裸眼で約40cmくらいが見えるようになりましたが、左目は裸眼では約10数cmが見える距離です。このためそれ以降も看護師さんの時間をいとわない視力検査をしていただき右目に合わせるとかいろいろしてもらいましたがなかなか上手く見えるところまではいきませんでした。

(3)また、手術後も右目のゆがみは良くなりましたが、以前よりましということくらいで手術をしたことを少し後悔もしておりましたが、黄斑の部分に残った膜はすぐには元のように凹にはならない、3年から4年かかる人もいるとの話を聞いていましたので仕方ないかと感じていました。しかし、手術からたった3ヶ月で右目は完璧と言えるほど良くなり、ゆがみもなく、糸くずや黒点などの飛蚊症もなくなり、矯正視力ではっきり見えるようになってきました。

(4)眼鏡は私のような「不同視」?(左右の裸眼視力の差が大きいこと、矯正時の調整差がレンズの度数で2.0以上ある人のことをいう)私の場合は4.0くらいでした。それでもすこしでも良く見えるようにある眼鏡店で調整をしてもらい、今では手術後の状況を大変感謝しているくらいよく見えるようになりました。現在は手術したことを本当に良かったと考えています。また、手術をしてくださった鄭先生始め、横浜相鉄ビル眼科医院の大高先生他スタッフの皆さんには本当にありがとうございました。感謝しております。
以上

福島県 N さんより


鄭先生
 
そちらを受診する前、S大学病院を受診したのですが、手術の説明が患者の気持ちを全く考えない説明で、とても不安に思いました。教授は全く事務的な説明、助教授は、目をのぞいて「ふ〜ん、なるほど、そうか」といっただけで、ほとんど説明なしでした。こちらが不安に思ったことに丁寧に答えていこうという姿勢が全くありませんでした。それでネットで必死になって探し、そちらの病院を見つけました。

鄭先生の説明は本当に丁寧で、その説明を聞いてここで手術しようと決めました。医者は医療的な技術だけでなく、患者の不安を解きほぐす説明の技術も必要だとつくづく思いました。鄭先生の説明の2, 3日後に、S大学病院からベッドがあいた旨、連絡があったのですが、 もうそちらで手術を受ける気はなくて断りました。

手術は、やはり目を開けたままなのでかなり怖いし、けっこう痛かったです。手術後、なかなか見えるようにならなくて、手術前にいただいた説明書にもそのように書いてはあったのですが、やはり不安で、鄭先生に何度もメールを送り、その度に丁寧なお返事をいただき、本当に助かりました。このやり取りが不安にさいなまれる自分を支えてくれた気がします。

手術前は視力がどんどん落ち、これは年のせいだとあきらめていました。免許の書き換えの時の目の検査も勘でなんとかパスしたような状態でした。

左目の白内障手術、右目の黄斑上膜の手術を受け、今は眼鏡をかけなくてもくっきりと世界が見えます。目が見えるというのはこんなにも幸せなことかとしみじみ思います。本当にありがとうございました。

T


鄭 先生

こんにちは。
いつも大変お世話になっております。

左眼手術後の経過につきましては、1年4ヶ月を経過するなかで、徐々にゆがみは軽減されています。現在は縦のラインに少しゆがみが残っています。
白内障の手術も同時にしていただいたので、左右片方ずつで見た場合の明るさが、異なるものの、視力は回復しております(老眼の度は進んでいるようですが)。

6ヶ月を経過した頃、右眼に眼底出血が起こっていたようで、気づくのが遅く、3ヶ月後に検査を受け、血管を強化する薬の投与が始まりました。
現在、出血は止まり、薬の投与は終了しています。
出血の箇所が幸いして、視力は回復したように思います。

人間ドックで発見されてから、受診するまで5ヶ月間、不安感を持ちながらも、仕事やいろいろのことで、自分のことが後回しになっていました。

I


鄭 守 先生

1月18日に黄斑上膜手術をしていただいた福井のNです。

お蔭様で2ヶ月近く経過し、今日、眼鏡の調整をかねてS眼科で検査をしていただきました。視力は1.0になり、膜もきれいに無くなり、血管も自然な形状に戻り、再発はまずありえないとS先生に太鼓判を押されました。

歪みは水平方向にまだありますが右目よりよくなったと自覚できます。
本当にありがとうございました。

さて、右目の手術ですが10月にお願いしたいと思っております。希望は10月4日月曜日ですが、前もって何日かまえに再検査の受診をしないといけないでしょうか。たとえば1週間前ではだめでしょうか。

よろしくご教示ください。

N

鄭先生、ご無沙汰しております。
一月に左目の黄班前膜の手術をしていただいた福井のNです。

左目はどんどん良くなりつつあるように感じます。
電柱が真直ぐに見え、新聞も読めます。

水平方向はまだ波が残っていますが良くなっていることを実感できます。
本当にありがとうございました。
右目の手術が楽しみになってきました。
またよろしくお願いします。

前回仮予約していただいたように9月28日(火)に診察していただき
翌週の10月4日(月)に手術の予定をしています。
体調を整えて行きますのでよろしくお願いします。

N



<相鉄ビル眼科医院受診のきっかけ>
 半年前くらいから黄斑前(上)膜の症状が現れ、近くの眼科で受診した結果、手術しかないとの診断であり、大学病院での手術を考えていた折、知人から相鉄ビル眼科医院の評判をお聞きしました。
早速、相鉄ビル眼科医院のHP上から院長の大高先生にメールで症状を説明し、手術等に当たって、知りたいことを質問させていただきました。
お忙しい中、翌日には大高先生から「黄斑前(上)膜は鄭守先生が専門であり、メールを転送しておいたので、主治医が二人いると思って頑張りましょう。」という心のこもった温かい返信をいただき、また、鄭先生からは、多くの患者さんの診察や治療でお疲れの中、午後11時過ぎという時間にもかかわらず、メールで質問に一つ一つとても親切に応えていただきました。

<初診時>
 医院は横浜駅西口からすぐ近くで、迷うことなく行けます。
待合室にはたくさんの患者さんがいたので、かなり待つのだろうなと思っていたのですが、若い女性スタッフが、明るくきびきびと手順よく応対してくれ、大学病院では1日がかりだったのに2時間ほどで診察・治療が終わり、びっくり!!
初診時に、症状が悪化しないようレーザー治療が行われ、手術日も決定しました。
 裸眼の視力検査が必要でしたが、ハードコンタクトをしていたため、裸眼の視力が安定するまで、2週間、メガネでの生活をし、その上で視力検査を受けることになりました。

<裸眼の視力検査・診断書>
 手術後の静養が10日間程度は必要とのことで、職場を休むための診断書が必要であり、先生にメールでお願いしましたら、手術日の6日前に裸眼の視力検査で再受診した際にすぐに診断書をいただくことができました。

<手 術>
当日、手術の2時間ほど前に行き、すぐに点滴と点眼麻酔が始まり、点眼を何度か繰
り返し、1時間ほどしたら手術前の説明がスタッフからありました。その後、髪の毛が顔にかからないようにヘアーキャップをかぶり、手術室に案内されました。
 手術室は遮光されていて、美容室の洗髪チェアーや歯医者さんの治療するときの椅子と同じような椅子に、上向きで寝る状態で手術は行われます。
 鄭先生がお声をかけながら手術してくださるので、患者としては動かないように気をつけるだけです。顔にぴたっとしたカバーがかけられ、手術する目のうえだけ切り取られるので、先生の指先や小さな手術器具の一部は見えます。   
びっくりしたのは、繊細な手術器具を操作して薄い膜を徐々にはがす様子が手術中の目で見えるのです。手術中、痛みはありませんでしたが、縫合等の処置がされる時は、目の周りがかなりの力で引っ張られるのか、痛みを感じました。
先生に「痛いです」と言ってみたところ、「周りは麻酔してないからすこし痛みますよ」ということでした。我慢できない痛みではないので大丈夫です。
1時間ちょっとで手術は無事終了。目には大きめのガーゼが当てられましたが、麻酔が効いていて術後の痛みはほとんどありませんでした。
<手術後>
 注意事項を聞き、薬をいただいて、歩いて横浜駅前のホテルへ。夜痛みが出てきたので、痛み止めと睡眠導入剤を飲み、ゆっくり休みました。

<手術翌日>
 ホテルから歩いて通院しましたが、歩く度に鈍痛で、少しつらかったです。
朝、9時に受診し、ガーゼは1日だけで、今日からはほこりや菌から目を守るために、24時間保護メガネをかけることになりました。1時間おきに目薬を投与。受診後はホテルで横になっていました。

<手術翌々日>
 昨日の鈍痛も弱まり、朝一で受診。経過もよいということなので、自宅へ戻りました。(自宅まで車で3時間余りかかります。車の助手席で横になってきました。)

<術後3日目>
 自宅に帰って翌日、立ち上がった時に目に違和感があり、見え方が悪くなったように感じたので、夜遅く、子どもが鄭守先生にメールし、翌朝、病院に電話したところ、感染症か出血が心配だからすぐに来院するようにとのことでした。

<術後4日目>
当日医の大高先生に診察していただき、感染症予防のために点滴を受けました。午後、もう一度診察するように言われ、その結果、感染症ではなく、少し動いたことによる出血だから何日かで吸収されるから心配ありませんと先生が笑顔で握手してくださいました。丁寧な診察に安心いたしました。自宅に帰ってから、少し動いたため出血したようです。
そして、10分後には鄭先生から携帯に電話がありました。大高先生が連絡してくださり、鄭先生からは「夜中でも休診日でも異変を感じたらいつでも遠慮しないで電話するように」と携帯番号を知らせてくださいました。
また、鄭先生からは、メールした子どもにまで、返信をいただきました。
このように患者のことを考えてくださる先生方は世界中にもそういないでしょう。医療知識・技術のすばらしいのはもちろんですが、精神面での支えもすばらしく、本当に信頼できる先生方に巡り合えたことを幸せに思いました。この日は、横浜に宿泊し、明日、再受診です。

<術後5日目>
 鄭先生に診てもらい、出血も収まってクリアに見えるようになってきました。

<その後>
 2週間後、1ヶ月後と受診をしています。視力もかなりよくなり、やがて3か月になる今、手術前、直線がかなり曲がって見えていたのが徐々にその歪みも軽減してきているのを実感できます。
 我が家からはだいぶ遠く、通院はたいへんですが、相鉄ビル眼科医院で手術できて本当によかったと思います。 大高先生、鄭先生、スタッフの皆様に感謝です。
群馬県 K さん


以下、当院における日帰り網膜硝子体手術による網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜、黄斑前膜治療担当の鄭医師が書いてくれた、患者さん治療の実例です。ご覧になった患者さんに、困っているのは自分だけではないということがわかって元気を出していただければ、という願いが込められています。


相談ファイル1.セカンドオピニオン目的から手術に至ったケース(A氏のご了承を得て、掲載しております)

(経緯)

「大学病院で黄斑前膜(網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜)と診断され、手術が必要と言われました。2週間の入院が必要だと受付で言われたのですが、仕事が忙しくて休みが取れず、そんなに長く入院できないので、手術を受けられません。インターネットを検索したところ、横浜相鉄ビル眼科医院で鄭医師が日帰りで黄斑前膜(網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜)の手術を施行していると書いてあるのを見つけました。ぜひセカンドオピニオンを聞きたいと考え、来院しました。」(50歳代男性A氏)

当院が日帰り硝子体手術を行っていることをホームページで調べられて、セカンドオピニオン目的で来院されたA氏。主訴(一番困っていること)は約半年前から自覚している右眼視力低下感、像のゆがみ、でした。

(診察結果)

矯正視力 右眼0.5 左眼1.0

眼底検査にて、右眼眼底、網膜中心部の黄斑の前に黄斑前膜(網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜)を認めました。

網膜断層を観察できるOCT検査にて、線状の黄斑前膜(網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜)と黄斑部網膜の肥厚が存在しました。

(診断)

右眼 黄斑前膜(網膜上膜、黄斑上膜、網膜前膜)

(話し合い)

お話を伺い、診察結果・検査結果を説明いたしました。これまでの経過から自然に軽快する可能性は低いと考えられ、大学病院にて硝子体手術を勧められたことは妥当と考えます、とお話しました。

黄斑前膜に対する硝子体手術を行った場合、手術中・手術後早期に・手術後しばらく時間が経過してから、さまざまな合併症が起こる可能性があるので、2週間の入院が必要という方針が間違いではないことを説明しました。

しかしA氏は、少しでも改善する可能性があるなら手術を受けたいが仕事で休みを取れないので入院せずに手術を受けたい、とおっしゃいました。実際、我々も仕事をしていますし、社会に必要とされているA氏が仕事を休めないという状況は非常に理解できるものがありました。

当院のモットーが「状況が許すならば入院で手術を受けるに越したことはなく、患者さんに日帰り手術を無理に勧めない。しかし、状況が許さないために入院手術を受けられず、放置せざるを得ず手遅れになっていた患者さんを当院の日帰り手術で救えるならば救いたい」であることを説明いたしました。

この日は本来セカンドオピニオン目的の来院であったために、日帰り硝子体手術を受けられるかどうか、もう一度考える時間をもっていただきたいと考え、一週間後の再診予定といたしました。

一週間後に再診されたA氏の日帰り硝子体手術を受けたいという意志は固く、次週硝子体手術を行いました。

手術は問題なく終了し、その日A氏は帰宅されました。手術日の夜は特に大きな問題なく過ごせたそうです。手術翌日一過性に眼圧が軽度上昇しましたが、無治療で正常範囲内になりました。現在特に問題はなく、A氏は間隔を開けて通院を続けておられ、視力は徐々に改善していると、喜んでいただいています。


以下、当院における日帰り硝子体手術のチーフサージャンである鄭先生の手術方法です。鄭先生はこの最新のシステムを学会などでプロに教えている、先生の先生です。ゆえに文章もプロ向けのやや難しい内容ですが、ネットを調べてらっしゃる患者さんは賢い方が多いので、敬意を込めて、あえてそのまま掲載いたしました。


[ 25ゲージ硝子体手術システムとは ]

創口を可能な限り小さくする低侵襲手術は全科的な取り組みであり、眼科では小切開無縫合白内障手術が既に定着しています。網膜剥離、増殖糖尿病網膜症などの重症網膜硝子体疾患の治療法として確立された硝子体手術においても1990年にアメリカで小切開無縫合硝子体手術のプロトタイプが作製されました。

従来の3ポート硝子体手術では、結膜を約半周〜全周(18mm〜36mm)切開した後、20ゲージ(1mm強)の強膜創を3ケ所作成して、器具の出し入れを行います。手術終了前には、眼圧を保つために強膜創をしっかり縫合し、結膜を整復するために結膜縫合を行います。

2002年に発表された25ゲージ経結膜的硝子体手術の臨床報告では、開始時に25ゲージ(内径0.5mm、外径0.63mm)サイズのトロッカーを、結膜切開をせずに結膜上から直接挿入し、終了時には抜去するだけで終了できる無縫合硝子体手術が可能であるとされました。従来の硝子体手術システムと比較し、手術時間の短縮化、術後の患者不快感・乱視の軽減、炎症が少ないための術後回復期間の短縮化、などが達成されました。

[ 私のチームが独自に開発したシステムと、その良いところ ]

2002年秋には日本でもトロッカー方式のTSV25TM(ボシュロム社)が導入されました。その後、器具の改良に伴う適応疾患の拡大に伴い、全国で施行例が大幅に増加しています。しかし、トロッカー方式も完全なものとはなっておらず、その問題点を改善するべく、2003年より京都府立医大の私のチームはニデック社と共同で、トロッカーは用いず、特殊シリコンリングで結膜を圧迫し結膜移動を防止することによって25ゲージ経結膜的硝子体手術を行う新システムJ25VS TM(Just 25-gauge vitrectomy system)を開発しました。

この新方式はトロッカー方式と比較し、より小さな創口を通しての手術施行が可能であり、結果的に無縫合率が高くなります。また、器具の可動域や操作性も高く、増殖糖尿病網膜症や増殖硝子体網膜症などの重篤な網膜硝子体疾患の治療に応用することにより、適応疾患の拡大が可能になることが期待されています。

器械や器具の進歩に伴い、また、経験の積み重ねにより、より安全性の高い網膜硝子体手術が施行され、網膜硝子体疾患分野においても日帰り手術が可能となっています。

質問のある方は、以下の鄭のアドレスにメールを下さい。できる範囲でお答えしております。

鄭メールアドレス mtei@y2.dion.ne.jp


mail: 鄭医師 mtei@y2.dion.ne.jp (網膜硝子体専門医、横浜相鉄ビル眼科医院 火曜日担当) 

otaka@isao.com :大高医師メール (月水金担当)

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